口の健康が腸に影響?!歯周病と腸内環境の深い繋がりとは?
こんにちは。スマイルパートナーズ山手歯科クリニックです。
お口と腸は密接に関係している ことをご存じでしょうか? 歯周病菌が腸内環境に悪影響を与えることが最新の研究で明らかになっています。
歯周病菌が血液を通じて全身に影響を及ぼすことは知られていますが、 腸内フローラ(腸内細菌のバランス)にも影響し、消化機能や免疫力の低下を引き起こす可能性 があります。つまり、 歯周病を予防することが、腸内環境を整え、健康的な体を維持するカギになる のです。
今回は、 歯周病菌と腸内環境の関係、そしてどのようにケアすれば両方の健康を守れるのか について解説していきます。 お口も腸も健康にしたい方は、ぜひ最後までお読みください!
1.こんなお悩みありませんか?
・歯周病と腸内環境が関係あると聞いたけど、本当?
・口臭が気になるし、お腹の調子も悪い…
・体の不調が歯周病と関係しているのでは?
「歯周病と腸の健康がつながっている」と聞いて驚かれる患者様も多いですが、 実はお口と腸は深く関係しています。
歯周病が進行すると、 歯周病菌が血流を通じて全身に悪影響を及ぼし、腸内環境のバランスも崩してしまう ことがあるのです。
「最近、口臭が気になる」「お腹の調子が悪い」「疲れやすい」といった症状がある方は、 歯周病が関係している可能性があります。
2.歯周病菌とは?~口の中に潜む見えないリスク~
歯周病は 「静かなる病気」 とも呼ばれ、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。その原因となるのが 歯周病菌 です。
歯周病菌の種類と特徴
歯周病の原因となる菌は お口の中に約700種類も存在する細菌のうち、特に悪影響を及ぼすもの です。
✅ 代表的な歯周病菌
ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.ジンジバリス)
→ 歯ぐきを破壊し、炎症を引き起こす 強力な菌。血流を通じて全身にも影響を与える。
トレポネーマ・デンティコーラ(T.デンティコーラ)
→ 歯ぐきの奥深くに潜み、歯周病を慢性化させる。動脈硬化との関連も指摘されている。
フソバクテリウム・ヌクレアタム(F.ヌクレアタム)
→ 腸内環境の悪化や大腸がんとの関係が指摘されている。お口だけでなく腸にも影響を与える可能性がある。
なぜ歯周病は進行するのか?
歯周病は 細菌による感染症 です。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが多いです。
✅ 歯周病が進行する主な原因
歯磨き不足・歯石の蓄積
→ 磨き残しがあると、歯垢(プラーク)が歯ぐきの中に入り込み、細菌が繁殖 してしまう。
歯ぎしり・食いしばり
→ 強い力が加わることで 歯ぐきにダメージが加わり、歯周病が進行しやすくなる。
生活習慣(喫煙・食生活・ストレス)
→ タバコを吸うと歯ぐきの血流が悪くなり、歯周病が悪化しやすい。
→ 糖分の多い食事やストレスも歯周病のリスクを高める。
歯周病が進行すると体にどんな影響がある?
歯周病菌はお口の中だけでなく、 血流を通じて全身に影響を及ぼす ことがわかっています。
✅ 歯周病が進行すると起こるリスク
⚠ 口臭が悪化する
→ 歯周病菌は強い臭いを発生させるため、口臭の原因に なる。
⚠ 歯がぐらつき、最終的に抜けてしまう
→ 歯周病が進行すると 歯を支える骨が溶けてしまい、歯を失うリスクが高まる。
⚠ 腸内環境の悪化
→ 歯周病菌が腸に影響を与え、腸内細菌のバランスが崩れる可能性 あり。
→ 便秘や下痢などの不調が続く場合、 歯周病が関係していることも。
⚠ 糖尿病や動脈硬化との関係
→ 歯周病が進行すると 血糖値が上がりやすくなり、糖尿病の悪化につながる ことがわかっている。
→ 動脈硬化や心疾患のリスクも高まる ため、放置するのは危険。
歯周病菌は 歯ぐきを攻撃するだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす ことがわかっています。
3.腸内環境とは?~体の健康を左右する「腸活」~
「腸活」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では、 腸の健康が体全体の健康を左右する ことが注目されており、腸内環境を整えることが大切だといわれています。
では、 腸内環境とは具体的に何のことを指すのか?
そして、 腸内環境が悪化すると体にどんな影響があるのか?
腸内フローラとは?
腸内には 約100兆個以上の細菌が存在し、さまざまな働きをしています。
これらの腸内細菌の集まりを 「腸内フローラ(腸内細菌叢)」 といいます。
✅ 腸内細菌の種類
腸内細菌は、大きく分けて3つのグループがあります。
善玉菌(体に良い働きをする菌)
→ ビフィズス菌・乳酸菌などが代表的。腸内を酸性に保ち、有害菌の増殖を防ぐ。
悪玉菌(体に悪影響を及ぼす菌)
→ ウェルシュ菌・大腸菌(有害株)などが含まれる。毒素を発生させ、腸の炎症や便秘・下痢を引き起こす。
日和見菌(どちらにもなり得る菌)
→ 腸内環境によって善玉菌・悪玉菌のどちらにも加勢する中立的な菌。
つまり、 腸内フローラのバランスが崩れ、悪玉菌が増えると腸内環境が悪化し、さまざまな不調につながる のです。
腸内環境が悪化するとどうなる?
腸の働きが乱れると、 消化・吸収だけでなく、体全体に悪影響を及ぼします。
✅ 腸内環境が悪化すると起こる症状
⚠ 便秘や下痢を繰り返す
→ 悪玉菌が増えると腸の動きが鈍くなり、便秘や下痢の原因に なる。
⚠ 肌荒れ・ニキビが増える
→ 腸内環境が悪いと 老廃物が排出されにくくなり、肌荒れの原因に。
⚠ 疲れやすく、免疫力が低下する
→ 腸は免疫機能とも深く関係しており、腸内環境が乱れると免疫力が低下する。
→ 風邪をひきやすくなったり、疲れが取れにくくなったりすることも。
⚠ 口臭や体臭が強くなる
→ 腸内で発生した 有害物質が血液を通じて全身を巡り、口臭や体臭の原因になる。
⚠ 太りやすくなる
→ 腸内フローラのバランスが乱れると 脂肪をため込みやすくなり、代謝が悪くなる。
このように、腸内環境の悪化は 体の内側からの不調を引き起こす要因 となるのです。
腸と免疫力の深い関係
「腸は第二の脳」ともいわれるほど、 健康維持に欠かせない重要な臓器 です。
特に 免疫力を高める働きがある ことが知られています。
✅ 腸は全身の免疫システムの約70%を担っている!
- 腸には 免疫細胞の約70%が存在 し、体内に入ってきたウイルスや細菌を撃退する役割を果たしています。
- 腸内環境が良いと免疫力が高まり、病気になりにくい体づくりができる のです。
✅ 腸内環境を整えると、アレルギーや花粉症の改善にも!
- 腸内の善玉菌が増えると 免疫のバランスが整い、アレルギー症状が和らぐ ことが分かっています。
- 花粉症やアトピー性皮膚炎が軽減するケースもある ため、腸活はとても大切!
✅ 腸の健康は「心の健康」にもつながる
- 腸内環境が良いと、セロトニン(幸せホルモン)の分泌が増え、ストレスが軽減する という研究結果もあります。
- ストレスが多いと腸の動きが悪くなり、腸内環境が乱れる ため、リラックスする時間を持つことも大切です。
腸内環境は 全身の健康だけでなく、免疫力や肌の調子、メンタルの安定にも関係しています。
4.口と腸のつながり~歯周病菌が腸に与える影響~
「お口の健康と腸の健康は関係ない」と思っていませんか?
実は、 口と腸は消化のプロセスを通じて密接につながっており、歯周病菌が腸内環境に影響を及ぼすことが分かっています。
口から腸へとつながる消化のプロセス
私たちが食事をすると、 口から始まる消化のプロセスを経て、腸へと食べ物が運ばれます。
✅ 消化の流れ
- 口:食べ物を噛み砕き、唾液と混ぜる(ここで細菌も一緒に飲み込まれる)
- 食道:食べ物が胃へと運ばれる
- 胃:胃酸で消化される(しかし、強い歯周病菌は生き残ることも)
- 腸:栄養が吸収され、不要なものが排出される
この流れの中で、 口の中にいる細菌も一緒に腸へと運ばれる のです。
そのため、 歯周病菌が多い状態だと、腸内環境にも悪影響を与える可能性が高くなります。
飲み込んだ歯周病菌が腸に及ぼす影響
✅ 歯周病菌が腸内に入ると…
腸内で悪玉菌が増える
→ 歯周病菌は 炎症を引き起こす作用があり、腸内フローラのバランスを崩す原因に なる。
腸のバリア機能が低下する
→ 歯周病菌によって腸内の炎症が進むと、 腸の粘膜が弱まり、必要な栄養が吸収されにくくなる。
便秘や下痢を引き起こす
→ 腸内環境が悪化すると 消化機能が乱れ、便秘や下痢になりやすくなる。
免疫力が低下する
→ 腸には 全身の免疫細胞の約70%が集まっている ため、腸が弱ると 病気にかかりやすくなる。
腸内の炎症が全身に広がる
→ 腸の状態が悪化すると、 腸から全身へ炎症性物質が広がり、糖尿病や動脈硬化などの病気につながるリスクも。
つまり、 歯周病を放置すると、知らないうちに腸の健康まで損なわれる可能性がある のです。
腸内フローラと歯周病菌の関係
✅ 腸内フローラが乱れると、歯周病が悪化しやすくなる
実は、 腸内環境とお口の状態は相互に影響を及ぼします。
腸内の悪玉菌が増えると、歯周病菌も活発になる
→ 腸内環境が悪化すると、 体全体の炎症が進み、歯周病の悪化を招く 可能性がある。
口腔内の悪玉菌が腸へ移動し、腸内フローラを乱す
→ 逆に、 歯周病菌が腸内に定着すると、腸内の悪玉菌が増えてしまう ことも。
✅ 腸と口の健康はつながっている!
つまり、 「歯周病を予防すること」と「腸内環境を整えること」は、どちらも大切な健康習慣 なのです。
お口の中の細菌は、腸へとつながり、腸内環境にも影響を与える ことが分かっています。
5.腸内環境が悪化すると起こる全身のトラブル
腸は 「第二の脳」 とも呼ばれるほど、体の健康に大きく関わっています。
そのため、 腸内環境が悪化すると、便秘や下痢だけでなく、全身のさまざまな病気につながる ことがわかっています。
さらに、 歯周病菌が腸内環境を悪化させることで、糖尿病や動脈硬化、認知症などのリスクが高まる という研究も進んでいます。
腸内環境の悪化が引き起こす病気とは?
腸内環境が乱れると、 体全体のバランスが崩れ、さまざまな病気を引き起こす原因 になります。
✅ 腸内環境が悪化するとリスクが高まる病気
⚠ 便秘・下痢
→ 腸内の悪玉菌が増えると 腸の動きが悪くなり、便秘や下痢を繰り返しやすくなる。
⚠ 肌荒れ・アレルギーの悪化
→ 腸内環境が悪いと、老廃物が体内にたまり、肌荒れやアレルギー症状が悪化しやすい。
⚠ 免疫力の低下
→ 腸は 体の免疫細胞の70%を担っている ため、腸内環境が乱れると 風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなる。
⚠ メンタル不調(うつ・ストレス)
→ 腸内環境が悪いと 「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が減り、ストレスやうつ症状が出やすくなる。
⚠ 肥満や代謝の低下
→ 腸内の悪玉菌が増えると 栄養の吸収バランスが崩れ、脂肪をため込みやすくなる。
このように、腸内環境の悪化は 体の不調を引き起こす大きな原因 となります。
歯周病菌が関与する全身疾患(動脈硬化・糖尿病・認知症など)
歯周病菌は 腸内環境を悪化させるだけでなく、血流を通じて全身に悪影響を与える ことがわかっています。
✅ 歯周病菌が関与する全身疾患
動脈硬化・心筋梗塞
→ 歯周病菌が血管に入り込むと、 血管の内側で炎症を引き起こし、動脈硬化の原因に なる。
→ その結果、 心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる。
糖尿病
→ 歯周病菌による炎症が インスリンの働きを邪魔し、血糖値が下がりにくくなる ことが判明。
→ 歯周病があると糖尿病が悪化しやすく、逆に糖尿病の人は歯周病になりやすい という関係がある。
認知症
→ 歯周病菌が 脳に悪影響を与え、アルツハイマー型認知症のリスクを高める という研究が進んでいる。
→ 実際に、 歯を多く失っている人ほど認知症になりやすい というデータもある。
腸の病気(炎症性腸疾患・大腸がん)
→ 歯周病菌が腸内に入ると、 腸の炎症が悪化し、炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)のリスクが高まる。
→ フソバクテリウム・ヌクレアタム という歯周病菌が 大腸がんの発生に関与している可能性がある ともいわれている。
歯周病菌は お口の中だけの問題ではなく、全身の健康に影響を及ぼす危険な菌 なのです。
腸内環境を整えることで改善が期待できる症状
✅ 腸内環境を整えることで改善が期待できる症状
便秘・下痢の改善
→ 善玉菌を増やす食事や生活習慣を取り入れることで、腸の働きがスムーズに なる。
肌荒れ・アレルギーの軽減
→ 腸のバリア機能が強化されると、 老廃物の排出がスムーズになり、肌の調子が整う。
免疫力アップ
→ 腸内環境が良くなると、 風邪をひきにくくなり、感染症に強い体をつくることができる。
メンタルの安定
→ 腸内環境を整えることで セロトニン(幸せホルモン)の分泌が増え、ストレスや不安が軽減 される。
生活習慣病の予防
→ 糖尿病・動脈硬化・認知症のリスクを下げるためにも、腸内環境を整えることが重要。
つまり、歯周病を防ぐことは腸の健康を守ることにつながり、腸の健康を保つことは全身の健康を維持することにつながる のです。
6.口腔ケアが腸内環境を守る理由
「歯のケアと腸内環境が関係あるの?」と驚く患者様もいらっしゃるかもしれませんが、 実はお口の健康を守ることが腸内環境の改善につながる ことがわかっています。
歯周病菌は 腸内に悪影響を及ぼすだけでなく、全身の健康を脅かす原因にもなるため、口腔ケアをしっかり行うことが重要 です。
歯磨きとフロスで歯周病菌を減らす
✅ 歯周病菌は毎日のケアで減らせる!
歯周病菌は 歯の表面や歯ぐきの中に潜んでいて、食べカスやプラーク(歯垢)を栄養源に増殖 します。
これを減らすためには、 毎日の歯磨きとフロスが欠かせません!
正しい歯磨きのポイント
- 歯と歯ぐきの境目を意識しながら、優しくブラッシング
- 歯ブラシは毛先が広がる前に交換(1ヶ月に1回が目安)
- 歯周病予防の歯磨き粉を活用するとより効果的
フロスや歯間ブラシも使う
- 歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを除去
- 歯周病菌は歯と歯の隙間にたまりやすいので、1日1回のフロス習慣が大切!
歯磨きとフロスを毎日続けることで、歯周病菌の増殖を防ぎ、腸内環境を守ることにつながります!
定期的な歯科検診の重要性
✅ セルフケアだけでは落としきれない汚れがある!
どんなに丁寧に歯を磨いても、 歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要 です。
定期検診でできること
- 歯石の除去(歯磨きでは取れない汚れを落とす)
- 歯ぐきの状態チェック(早期の歯周病を発見)
- 噛み合わせや歯並びの確認(食事の効率を上げる)
歯周病は「自覚症状がないうちに進行」する
- 「痛みが出てから歯医者に行く」という患者様も多いですが、 歯周病は初期段階では痛みが出にくい のが特徴。
- 早期発見・早期治療が、歯を守るカギ!
3〜6ヶ月に1回の定期検診で、お口と腸の健康をしっかり守りましょう!
口腔ケアと腸活の相乗効果
✅ お口の健康を守ることは、腸の健康を守ること!
お口のケアをしっかりすると、 歯周病菌が減り、腸内環境が改善される だけでなく、次のような相乗効果が期待できます。
腸内環境が整い、免疫力アップ!
→ 歯周病菌が減ることで、 腸の炎症が落ち着き、免疫機能が正常に働く。
便秘や下痢の改善!
→ 腸の働きがスムーズになることで、 消化が良くなり、便通が安定。
口臭・体臭の改善!
→ 口の中の菌が減ると、 口臭がスッキリするだけでなく、腸のガス発生も抑えられ、体臭も軽減。
全身の健康維持!
→ お口と腸の健康が整うことで、 動脈硬化・糖尿病・認知症などの生活習慣病のリスクが下がる。
つまり、 口腔ケアと腸活をセットで行うことで、体全体の健康を守ることができるのです!
お口の健康は 腸内環境を整え、免疫力を高める重要なポイント です。
ぜひ 毎日のケアと定期検診を習慣化して、歯も腸も元気な状態をキープしましょう!
7.腸内環境を整える食事とは?
腸内環境を整えるには、 毎日の食事がとても大切 です。
特に、 腸内の善玉菌を増やし、炎症を抑える食材を積極的に取り入れることで、歯周病の予防や全身の健康にも良い影響 を与えます。
発酵食品を取り入れる(ヨーグルト・納豆・キムチなど)
✅ 発酵食品には「腸内の善玉菌」を増やす働きがある!
発酵食品には、 乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれ、腸内環境を整えるのに効果的 です。
おすすめの発酵食品
- ヨーグルト(乳酸菌・ビフィズス菌が豊富)
- 納豆(ナットウキナーゼが血流を改善)
- キムチ(乳酸菌+食物繊維が腸に良い)
- ぬか漬け・味噌・醤油(日本の伝統発酵食品)
発酵食品を摂るポイント
- 毎日少しずつ取り入れることが大切!
- 同じ種類ばかりでなく、いろいろな発酵食品を組み合わせるとより効果的!
発酵食品は 腸内フローラのバランスを整え、免疫力をアップさせる ので、 歯周病の予防にも役立ちます!
食物繊維を意識した食事(野菜・海藻・豆類)
✅ 食物繊維は「腸の掃除役」!
食物繊維は 腸内の善玉菌のエサになり、腸の動きを活発にする働き があります。
食物繊維が豊富な食品
- 野菜類(ごぼう・ブロッコリー・キャベツ)
- 海藻類(わかめ・ひじき・もずく)
- 豆類(大豆・レンズ豆・黒豆)
- 果物(りんご・バナナ・キウイ)
食物繊維を摂るポイント
- 水溶性食物繊維(海藻・果物)と、不溶性食物繊維(野菜・豆類)をバランスよく摂ることが大切!
- 毎食、野菜や海藻を意識して取り入れることで、腸の働きをサポート!
食物繊維は 便秘解消やデトックス効果があり、腸内環境を整える のにとても重要です。
抗炎症作用のある食品(オメガ3脂肪酸・緑茶・生姜)
✅ 歯周病の炎症を抑え、腸の健康を守る食品!
歯周病や腸内の炎症を防ぐには、 抗炎症作用のある食品を意識的に摂ることが大切 です。
抗炎症作用がある食品
- オメガ3脂肪酸(サバ・イワシ・アマニ油・えごま油)
- 緑茶(カテキンが歯周病菌の増殖を抑える)
- 生姜(抗炎症作用があり、血行を促進)
- ターメリック(ウコンに含まれる成分が腸の炎症を抑える)
抗炎症食品を摂るポイント
- サバやイワシなどの青魚は、週に2〜3回食べるのがおすすめ!
- 緑茶や生姜を日常的に取り入れることで、歯周病や腸の炎症予防に役立つ!
これらの食品は 歯周病の進行を抑え、腸の健康を守る効果が期待できる ので、ぜひ積極的に摂りましょう!
腸内環境を整えることは 歯周病の予防や免疫力アップにもつながる ので、 毎日の食事で意識的に取り入れていきましょう!
8.健康的なライフスタイルで歯周病と腸内環境を改善
お口の健康と腸内環境を整えるには 食事だけでなく、生活習慣の改善も重要 です。
特に ストレス・運動・睡眠 は、歯周病や腸内環境の悪化に大きく影響するため、日常生活の中で意識することが大切です。
ストレスが歯周病と腸内環境に与える影響
✅ ストレスは歯周病と腸の健康を悪化させる大きな要因!
ストレスがたまると、 自律神経のバランスが乱れ、免疫力が低下 します。
すると、 歯周病菌や腸内の悪玉菌が増えやすくなり、炎症が悪化しやすくなる のです。
ストレスが歯周病に与える影響
- 免疫力が低下し、歯周病菌が活発になる
- 歯ぎしり・食いしばりの原因になり、歯や歯ぐきに負担がかかる
ストレスが腸内環境に与える影響
- 腸の動きが乱れ、便秘や下痢を引き起こす
- 悪玉菌が増え、腸のバリア機能が低下する
ストレス対策のポイント
・深呼吸やストレッチでリラックスする
・趣味の時間を大切にする(音楽・読書・アロマなど)
・仕事や生活の中で無理をしすぎない
ストレスをうまくコントロールすることで、 歯周病も腸内環境も改善しやすくなります!
適度な運動で免疫力を高める
✅ 運動不足は歯周病と腸内環境の悪化につながる!
運動は、 血流を良くし、免疫力を高める効果がある ため、歯周病や腸内環境の改善に役立ちます。
運動が歯周病改善に与える影響
- 血流が良くなり、歯ぐきに必要な栄養が届きやすくなる
- 免疫力が上がり、歯周病菌に対する抵抗力が強くなる
運動が腸内環境に与える影響
- 腸の動きが活発になり、便秘の解消につながる
- ストレス解消効果があり、腸のバリア機能を維持できる
おすすめの運動習慣
・1日20〜30分のウォーキング(血流改善&リラックス効果)
・ストレッチやヨガで体をほぐす(自律神経を整える)
・軽めの筋トレで基礎代謝を上げる(免疫力アップ)
無理のない範囲で 楽しく体を動かすことが、歯と腸の健康につながります!
良質な睡眠で体の修復力をサポート
✅ 寝不足は歯周病も腸内環境も悪化させる!
睡眠中は 体の修復が行われ、免疫力を回復する大切な時間 です。
睡眠不足が続くと、 体の炎症が悪化しやすくなり、歯周病や腸の不調につながる ことがわかっています。
睡眠不足が歯周病に与える影響
- 免疫力が低下し、歯周病菌が増えやすくなる
- 歯ぎしり・食いしばりが悪化し、歯ぐきに負担がかかる
睡眠不足が腸内環境に与える影響
- 自律神経が乱れ、腸の働きが低下する
- 悪玉菌が増え、腸の炎症が悪化しやすくなる
良質な睡眠をとるポイント
・寝る1時間前にはスマホやパソコンを控える(ブルーライトが睡眠の質を下げる)
・カフェインは寝る3時間前までに控える
・寝る前にストレッチや軽い読書でリラックスする
睡眠の質が良くなると、 歯周病や腸の健康だけでなく、体全体のコンディションが整います!
健康的な生活習慣を意識することで、 歯周病の予防や腸内環境の改善につながり、全身の健康を守ることができます!
9.今日からできる!お口と腸を整える簡単な習慣
歯周病と腸内環境は 深くつながっている ことがわかりましたね。
では、 具体的に何をすればお口と腸の健康を同時に守れるのか?
歯周病対策になる食べ物・飲み物とは?
✅ 歯周病を防ぎ、腸にも良い影響を与える食品を選ぼう!
おすすめの食べ物
- 発酵食品(ヨーグルト・納豆・キムチ) → 善玉菌を増やし、腸とお口の両方に良い影響!
- 食物繊維が豊富な食品(ごぼう・わかめ・大豆) → 腸の働きを整え、歯周病の原因菌の増殖を防ぐ!
- オメガ3脂肪酸を含む食品(サバ・イワシ・アマニ油) → 抗炎症作用があり、歯周病と腸の炎症を抑える!
- 緑黄色野菜(ブロッコリー・にんじん・ほうれん草) → ビタミンCが豊富で、歯ぐきを健康に保つ!
おすすめの飲み物
- 緑茶 → カテキンが歯周病菌の増殖を抑え、腸内の悪玉菌も減らす効果がある!
- 水 → 唾液の分泌を促し、お口の中の細菌を洗い流す!
- 白湯 → 内臓を温めて腸の働きを良くし、デトックス効果も!
⚠ 避けたほうがいい食べ物・飲み物
- 砂糖の多いお菓子・ジュース → お口の細菌が増えて歯周病リスクがアップ!
- アルコール・カフェインの過剰摂取 → 腸内環境が乱れ、口腔内も乾燥しやすくなる!
食事の選び方を変えるだけで、 お口と腸の健康を同時に守ることができます!
毎日の歯みがきが腸内環境にも良い理由
✅ 正しい歯みがきは、腸の健康にもつながる!
歯みがきは お口の健康を守るための基本 ですが、実は腸内環境にも良い影響を与えます。
歯みがきのメリット
- 歯周病菌を減らし、腸内に悪玉菌が入るのを防ぐ!
- 唾液の分泌が促され、消化を助ける!
- 口臭の予防になり、全身の健康維持にも役立つ!
正しい歯みがきのポイント
・1日2回以上、歯と歯ぐきの境目を意識して磨く!
・フロスや歯間ブラシを使い、歯と歯の間の汚れもしっかり除去!
・寝る前の歯みがきは特に丁寧に!夜は細菌が増えやすいので、しっかりケア!
歯みがきを習慣にすることで、 歯周病菌の増殖を防ぎ、腸内環境の改善にもつながります!
生活習慣を見直して、歯と腸の健康を同時に守るコツ
✅ ちょっとした習慣の見直しで、歯と腸の健康がぐっと良くなる!
腸に良い習慣
- 朝起きたらコップ1杯の水を飲む → 腸の動きが良くなり、デトックス効果もアップ!
- 食事はよく噛んで食べる → 唾液がしっかり出ることで、お口と腸の健康を同時にサポート!
- ストレスを溜めない → 腸とお口の健康はストレスに影響されるため、リラックス時間を持つことが大切!
お口に良い習慣
- 毎日の歯みがきを徹底する → 歯周病菌を減らし、腸内環境も整う!
- 定期的に歯科検診を受ける → 歯周病の早期発見・早期治療で全身の健康を守る!
- しっかり睡眠をとる → 体の修復力が高まり、歯周病や腸内環境の悪化を防ぐ!
ちょっとした習慣の積み重ねが、 健康な歯と腸を作るポイント になります!
歯と腸の健康を守るために、 特別なことをする必要はありません。
毎日のちょっとした心がけで、 歯周病も腸内環境も改善できる のです!
ぜひ、 今日からできることを一つずつ取り入れて、健康な毎日を目指しましょう!
10.よくある質問
歯周病と腸内環境の関係について、患者様からよくいただく質問をまとめました!
Q1.歯周病が腸の病気を引き起こすことはありますか?
A1.歯周病菌が腸に悪影響を与える可能性があります!
歯周病菌は 血液や唾液を通じて腸に到達し、腸内環境を乱すことがある ことが分かっています。
その結果、以下のような腸の病気につながる可能性があります。
腸内フローラの乱れ(悪玉菌の増加)
→ 歯周病菌が腸内に入り込むと、腸内の善玉菌が減り、腸の働きが低下してしまいます。
炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)
→ 歯周病菌による慢性的な炎症が、腸の炎症を悪化させる可能性があります。
大腸がんのリスク増加
→ ある研究では、 歯周病菌「フソバクテリウム・ヌクレアタム」が大腸がん細胞の増殖を助ける可能性がある ことが指摘されています。
つまり、 歯周病を放置すると、腸内環境が悪化し、腸の病気につながるリスクが高まる のです。
お口の健康を守ることが、腸の健康を守ることにもつながります!
Q2.腸内環境を整えると歯周病は改善しますか?
A2.腸内環境が良くなると、歯周病の改善につながります!
腸内環境が乱れると、 全身の免疫力が低下し、歯周病が進行しやすくなる ことがわかっています。
逆に、腸内環境を整えることで、以下のようなメリットがあります。
免疫力アップで歯周病菌への抵抗力が上がる!
→ 腸には体の免疫細胞の約70%が集まっており、腸内環境が整うと免疫力が向上し、歯周病の進行を抑えられます。
炎症が抑えられ、歯ぐきの腫れや出血が改善!
→ 腸の炎症が落ち着くと、体全体の炎症反応が減り、歯周病による歯ぐきの腫れや出血が和らぐことがあります。
腸内の善玉菌が増えると、口臭も改善!
→ 歯周病が進行すると口臭が強くなりますが、腸内環境が良くなると口臭の改善にもつながります。
つまり、 腸内環境を整えることは、歯周病の予防や改善にとっても大切 なのです!
Q3.どんな食事をすれば歯周病と腸内環境を同時に改善できますか?
A3.「善玉菌を増やし、炎症を抑える食事」がポイント!
歯周病と腸内環境の両方を整えるために、 次のような食べ物を意識すると効果的 です!
発酵食品(腸内の善玉菌を増やし、歯ぐきを健康に!)
→ ヨーグルト・納豆・キムチ・味噌・ぬか漬け
食物繊維が豊富な食品(腸の動きを活発にし、歯周病菌の増殖を防ぐ!)
→ ごぼう・キャベツ・ひじき・大豆・玄米・リンゴ
オメガ3脂肪酸を含む食品(抗炎症作用があり、歯ぐきの炎症を抑える!)
→ サバ・イワシ・アマニ油・えごま油
ビタミンCが豊富な食品(歯ぐきの健康を保つ!)
→ ブロッコリー・パプリカ・レモン・キウイ
カテキンを含む飲み物(歯周病菌の増殖を抑え、腸内環境も改善!)
→ 緑茶・ウーロン茶
これらの食品をバランスよく摂ることで、歯周病の予防と腸内環境の改善を同時にサポートできます!
歯周病と腸内環境は、一見関係がなさそうに思えますが、実は お口と腸は密接につながっており、お互いに影響を与え合っている ことがわかっています。
お口と腸の健康を守ることは、 全身の健康につながり、病気のリスクを減らすことにもなります。
今日からできることを少しずつ取り入れて、 「しっかり噛める」「腸が元気で体調が良い」そんな快適な毎日を目指しましょう!お口と腸を整えて、笑顔あふれる健康な生活を!
東京都品川区YDC精密歯周病インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
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『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18
*監修者
*経歴
1990年 鶴見大学歯学部卒業。1991年 インプラント専門医に勤務。1999年 山手歯科クリニック開業。
2001年 INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS卒業。
2010年 医療法人社団スマイルパートナーズ設立。
*所属
・ICOI国際インプラント学会 指導医
・ICOI国際インプラント学会 ローカルエリアディレクター
・ITI国際インプラント・歯科再生学会 公認 インプラントスペシャリスト
・日本口腔インプラント学会 会員
・日本顎顔面インプラント学会 会員
・国際審美学会 会員
・日本歯科審美学会 会員
・日本アンチエイジング歯科学会 会員
・INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS(2001年)
・CID Club (Center of Implant Dentistry)所属
・国際歯周内科研究会 所属
・5-D JAPAN 所属
・デンタルコンセプト21 所属
・インディアナ大学歯学部 客員 講師
・南カルフォルニア大学(USC)客員研究員
・南カルフォルニア大学(USC)アンバサダー
・USC (南カルフォルニア大学)歯学部JP卒
・USC University of Southern California)センチュリー・クラブ
・プレミアム・メンバー
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