2023/05/07
この記事では「インプラント治療で使用されるレントゲン撮影の種類」について紹介していきます。
結論、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類は、パノラマレントゲン・デンタルレントゲン・歯科用CTの3種類が挙げられます。
他にも「レントゲン撮影で分かること」や「レントゲン撮影無しでインプラントを行うリスク」についても解説します。
ぜひ今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について理解を深めてみてください。
また「レントゲン治療はやり直し可能かどうか」について知りたい方は、こちらにて解説を行っておりますので、ぜひ確認してみてください。
インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。
・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT
それぞれのレントゲンの種類について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
パノラマレントゲンは、1枚のフィルムに歯や顎の骨などの全体像を確認ができるレントゲン撮影です。
鼻から下あごまでの全体像を把握できるメリットがありますが、細かな位置や形を詳しく検査するのが難しくなるので、あらかじめ注意が必要です。
また、パノラマレントゲンの種類については、大きく分けて2つに分けられます。
・回転断層パノラマX線装置
・口内線源パノラマX線装置
平面の画像になるので、骨の厚みや神経の位置などの把握が難しいデメリットもあります。
デンタルレントゲンは、必要な部分のみ撮影し、特定の歯や周辺を詳しく検査ができるレントゲン撮影を指します。
10~18のブロックに分けて撮影を行えるので、一人ひとりの口内状態を把握できるメリットが挙げられます。
デメリットについては、部分的な画像になるので、骨の状態が把握できないので注意が必要です。
パノラマレントゲンと同様に、平面の画像になるので、骨の厚みを正確に把握するのは難しいです。
歯科用CTは、口内状態を3次元(立体)画像のレントゲン撮影を指します。
撮影したデータをコンピュータ処理をすると、断面図や立体画像を作成できるので、手術のシュミレーションが行えるメリットが挙げられます。
インプラント手術前に歯科用CTを行うと、手術時間を短縮できるほか、痛みや腫れなどの体への負担を最小限に抑えられます。
しかし、パノラマレントゲンやデンタルレントゲンよりも、費用が高くなってしまうリスクがあるので、あらかじめ注意が必要です。
インプラント治療で必要な検査項目については、以下が挙げられます。
・骨の幅
・骨の高さ
・隣接する骨との距離
それぞれの検査項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療で必要な検査項目として、骨の幅が挙げられます。
骨の幅は、インプラントの直径に関係するので、十分な骨の幅がないのに無理やりインプラントを埋めてしまうと、歯のトラブルの原因になります。
骨の高さは、インプラントの長さに影響します。
インプラント治療を行う際には、骨の高さを把握していないと、下顎の神経を破損してしまうリスクがあります。
逆に、骨の高さが低い場合には、顎の骨に固定されずに、インプラントが抜け落ちてしまう可能性があるので、治療前には骨の高さを入念に調べる必要があります。
インプラント治療を行う前には、隣接する骨との距離を十分把握する必要があります。
人工歯が天然歯に当たってしまうと、咬み合わせが悪くなったり、歯の神経を傷つけたりする可能性があります。
レントゲン撮影で分かることについては、以下2つが挙げられます。
・歯の健康状態
・骨の長さ
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
レントゲン撮影では、歯の健康状態の把握が可能です。
インプラント治療では、虫歯や歯周病がある状態で治療を行うことができないので、レントゲン撮影で歯の健康状態を把握する必要があります。
虫歯や歯周病がある状態でインプラント治療を行ってしまうと、インプラント本体が病気になってしまうリスクがあります。
レントゲン撮影では、骨の長さを調べることが可能です。
骨の高さは、一人ひとりによって異なるので、インプラント治療を行う際には、必要な検査項目になります。
骨の長さが全体的に長い場合には、長いインプラントを用意する必要があります。
歯科用CTで分かることについては、主に以下が挙げられます。
・骨の形状
・骨の幅
・骨の高さ
・血管や神経
それぞれの項目について解説します。
歯科用CTは、3次元測定が可能なので、骨の形状を細かく撮影ができます。
レントゲン撮影では、平面でしか測定ができないので、骨が欠損している箇所などを把握でき、インプラント固定の安定にもつながります。
万が一、骨が不足している場合には、骨再生治療を行う必要があるので、事前に確認をしましょう。
立体で撮影を行えるので、骨の幅についてもはっきりと確認が可能です。
レントゲン撮影でも骨の幅は測定が可能ですが、実寸を出すには計算が必要になるので、寸法が異なってしまうリスクがあるのも事実です。
歯科用CTであれば、撮影するだけで計算する必要がなく、スピーディーにインプラント治療を行うことにもつながります。
レントゲン撮影と同様に、骨の高さを測定することが可能です。
歯科用CTであれば実寸を出すのに計算が必要なので、スピーディーに測定できるメリットが挙げられます。
また、測定精度も高いので、治療ミスをしてしまうリスクも減らせるメリットもあります。
歯科用CTであれば、歯の周辺にある血管や神経の撮影が可能です。
血管や神経は、一人ひとりによって位置や本数が異なるので、インプラント治療を行う際には、事前に確認が必要不可欠になります。
下顎は動脈や大きな神経が多くあるので、血管や神経の位置をしっかりと把握していないと、神経麻痺や大量出血の危険性があるので注意が必要です。
レントゲン撮影がない頃にインプラント治療を行っていた時代は、歯科医師の目視や長年の技術、ノウハウなどに頼りながら治療を行っていました。
その結果、インプラント治療の事故が多く発生し、再治療が行われるケースが多く見られました。
また、インプラント治療を行う周辺の天然歯についても、歯を傷つけてしまったり、神経を損傷してしまったりするなどのケースも少なくありません。
レントゲン撮影が普及後は、インプラント治療の事故件数が減っていき、安心してインプラント治療を行えるようになりました。
MRI検査とは、レントゲン撮影や歯科用CTのように画像診断に使用される検査方法で、強力な電波と磁力を使って磁場を発生させて撮影を行います。
そのため、基本的に金属類があると検査結果に悪影響を与えてしまうので、金属が含まれているインプラントがあればMRI撮影を行うことができません。
具体的にMRI検査ができない可能性があるインプラントの種類については、以下が挙げられます。
・インプラントオーバーデンチャー
・医療用インプラント
それぞれのインプラントの種類について紹介していきますので、これからインプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントや残っている歯を入れ歯で覆い被せる治療方法を指します。
総入れ歯とは異なり、インプラントや天然歯が支えになるので、噛む力が強くなりがあることが挙げられます。
入れ歯とインプラントを固定する際には、磁石によって固定するケースが多くあるので、MRI検査が受けられなくなります。
しかし、インプラントオーバーデンチャーでの、磁石を使用しないケースもあるので、MRI検査を今後受ける可能性がある方は、事前に伝えておくようにしましょう。
医療用インプラントとは、デンタルインプラントとも呼ばれており、一般的なインプラントも含まれます。
インプラント治療に使用される金属や装置などによって、MRI検査が受けられるかどうか異なるので、トラブルを避けるようにあらかじめ確認をしておきましょう。
インプラントが原因でMRI検査を断られた場合の対処方法については、以下が挙げられます。
・チタン製のインプラントであることを伝える
・上部構造を外す
それぞれの対処方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントが原因でMRI検査を断られるケースとして、金属が使用されていると勘違いされているなどが挙げられます。
MRI検査を受ける前には、インプラントがチタン製であることを伝えておくと、問題なくMRI検査を受けられる可能性があります。
チタン製のインプラントは、金属のひとつに分類されますが、チタンは磁力による悪影響を及ぼすリスクがないので、MRI検査でも問題なく利用できます。
顎の骨を固定しているインプラント本体が金属でなければ、インプラント上部構造を外すだけで、MRI検査を受けられます。
磁力を使っていないインプラントオーバーデンチャーについても、上部構造を外すとMRI検査を受けることが可能です。
今回は、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について知りたい方に向けて、レントゲン撮影で分かることやレントゲン撮影無しでインプラントを行うリスクを紹介しました。
インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。
・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT
今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲン撮影について理解を深めてみてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重
2023/05/07
インプラント治療のやり直しは可能かどうか知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「インプラント治療のやり直しは可能かどうか」について紹介していきます。
結論、インプラント治療は、状態によって異なりますがやり直しは可能です。
他にも「インプラントが失敗してしまう原因」や「インプラントのメリット・デメリット」について解説します。
ぜひこの記事を参考に、インプラント治療について理解を深めてみてください。
また「インプラント治療で使用されるレントゲンの種類」について知りたい方は、こちらにて解説を行なっておりますので、ぜひ確認してみてください。
骨や口内状態によって異なりますが、インプラントのやり直しは可能です。
インプラント治療は、10年以上経過しても問題なく使用できるほど優れている治療法ですが、何らかの原因によって再度治療が必要になるケースも少なからずあります。
失敗の原因が歯科医院や患者自身によるものなのかによって治療方法や対応が異なります。
インプラントが失敗してしまう原因については、以下が挙げられます。
・治療前の検査確認が不十分
・インプラント歯周炎の影響
・感染対策が不十分
・技術力不足
・人工歯のトラブル
・メンテナンス不足
それぞれの原因について紹介してきますので、これからインプラント治療を受けようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療が失敗してしまう原因として、治療前の検査確認が不十分だったケースも少なくありません。
噛み合わせや神経、骨の状態など一人ひとりによって状態が異なるので、治療前の検査は、インプラントを成功させるためには必要不可欠になります。
また、病歴や服用している薬、健康状態などによって、治療方法が異なるので、患者と医師とのコミュニケーションも重要になります。
このように、治療前に検査確認を十分に行わないと、噛み合わせがズレてしまったり、神経を傷つけてしまうリスクがあるので、しっかりと治療前の検査を行なっている歯科医院を選ぶようにしましょう。
インプラント歯周炎によって、人工歯を固定している骨に悪影響を与えてしまい、インプラントが抜け落ちてしまうケースも挙げられます。
インプラント歯周炎とは、インプラント周囲に歯周病のような炎症が起きてしまう症状を指します。
インプラント治療は外科手術が必要になるので、手術中に感染対策が不十分だと、炎症や強い痛みなどが起きてしまうリスクがあります。
通常であれば、インプラント治療の約1週間経過すれば痛みや腫れは徐々に落ち着いてきますが、痛みや腫れなどが引かない場合には、感染症の恐れがあるので、治療を受けた歯科医院で検査をしてもらいましょう。
感染症を放置してしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうのはもちろん、周囲の歯に悪影響を与えてしまったり、強い腫れによって呼吸困難になってしまったりする可能性があるので、少しでも異常があったらなるべく早く歯科医院で検査をすることをおすすめします。
治療前の検査確認や感染症対策などをしっかりと行なっていたとしても、医師の技術力が不足していれば、インプラント治療の失敗のリスクが高くなります。
実績が豊富だったり、口コミ・評判が良い歯科医院を選ぶと、専門的な技術を持っている歯科医から治療を受けられます。
近年では、サージカルガイドというテンプレートを使用した治療ができるので、インプラント治療で少しでも不安がある方は、サージカルガイドを採用している歯科医院を選びましょう。
人工歯の噛み合わせがや形状の歪みなどの理由によって、インプラント治療箇所に大きな負担をかけてしまい、強い痛みや人工歯が外れてしまうなどのトラブルが起きる可能性があります。
人工歯は、とても精密にできており、わずかな狂いによって炎症を起こしてしまうケースがあるのです。
インプラント治療後は違和感がありますが、7〜10日程度経過しても違和感が無くならない場合には、治療した歯科医院で診てもらいましょう。
インプラント治療が成功しても、治療後のメンテナンスを怠ってしまうと、トラブルの原因にもなるので注意が必要です。
インプラントは、優れた素材を使用していますが、一人ひとりの噛み合わせによって人工歯がすり減ってしまったり、ネジが緩んでしまったりするケースも少なくありません
また、インプラント周囲に歯垢や食べかすなどが溜まってしまうと、感染症やインプラント歯周炎などになってしまうリスクも高くなります。
普段から入念に歯磨きをするのはもちろん、定期的にメンテナンスをするようにしましょう。
医師と患者とのコミュニケーションが不足していると、要望に合った治療ができずに、最悪の場合にはインプラント治療を再度行なってしまうリスクがあります。
治療のメリット・デメリットをしっかりと説明してもらえる医師から治療を受けると、トラブルを事前に予防することにもつながります。
これからインプラント治療を受ける方は、治療のリスクやデメリットをしっかりと理解して受けて、インプラント治療を受けるようにしましょう。
インプラントに失敗したらやるべきことについては、主に以下3つが挙げられます。
・まずは相談する
・やり直し依頼をする
・返金依頼をする
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントに失敗したらまずやるべきこととして、治療した歯科医院に相談をしましょう。
相談して無償で治療をしてもらえるのであれば問題ありませんが、追加で費用がかかったり、治療を拒否されたりした場合には、別の歯科医院に相談するのも選択肢の一つです。
その他にも、訴訟を考えているのであれば弁護士や消費者センターなどに相談するのをおすすめします。
歯科医院に相談後は、やり直し依頼をしましょう。
明らかに歯科医院によるものであれば、無償でインプラント治療をやり直すことが可能です。
しかし、インプラント治療が失敗するのは、患者自身によるケースもあるので、自己負担になる可能性もあります。
同じ歯科医院でインプラントの再治療を依頼したくない方は、返金依頼をしましょう。
返金が完了したら別の歯科医院で治療を行い、再度インプラント治療が失敗しないように、あらかじめ医師に失敗した経緯を伝えるとスムーズに治療を行えます。
しかし、インプラントに失敗の原因や症例によっては、返金が難しい場合もあるので、事前に歯科医院に相談しておきましょう。
インプラントのメリットについては、以下4つが挙げられます。
・咀嚼機能が回復する
・天然歯と同じ感覚で噛める
・顎の骨が痩せるのを予防する
・審美性に優れている
それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは、顎の骨に人工歯を装着するので、咀嚼機能が回復できるメリットが挙げられます。
ブリッジや入れ歯などは周囲の歯にバネや金属をかけて歯を固定する方法なので、咀嚼するたびに天然歯や顎に負担がかかってしまい、咀嚼機能が低下してしまう原因にもなります。
また、直接顎の骨に装着ができるので、人工歯と自然歯に隙間が出来づらくなるので、歯垢や食べかすが残りにくくなるメリットも挙げられます。
このように、インプラントは、咀嚼機能が低下するリスクが少ないので、将来を見据えた治療方法とも言えるでしょう。
インプラントは、天然歯と同じ感覚で噛めるので、ストレスなく食事を楽しめるメリットが挙げられます。
顎の骨にしっかりと支えられているので、天然歯と同じように力を入れてしっかりと咀嚼ができ、違和感なく噛むことが可能です。
ブリッジや入れ歯をしている方で、咀嚼時に違和感を持っている方は、インプラント治療を検討してみましょう。
インプラントは、咀嚼した時の力が顎の骨に届けられるので、顎の骨が痩せるのを予防できるメリットが挙げられます。
ブリッジや入れ歯では、顎の骨と結合していないので、顎に力が伝わりづらく、痩せやすくなるリスクが高くなります。
顎の骨が痩せてしまうと、周囲の歯に悪影響を与えてしまうのはもちろん、顔にハリがなくなってしまい老けて見えてしまうデメリットもあります。
インプラントは、他の治療方法と比べて治療費が高いですが、長期的な目線で見ると、費用を安く抑えられると言えるでしょう。
インプラントは、自然歯と同じような色味を再現できるので、審美性に優れているメリットが挙げられます。
保険適用の入れ歯や差し歯、ブリッジでは、色味が不自然になってしまったり、固定する金具が見えてしまったりするケースがあるので、周囲から気づかれやすくなります。
その他にも、インプラントは歯垢やプラーク、食べかすなどが歯に付着しにくく、着色がしにくいなどの特徴があるので、継続的に健康的な白い歯で生活できるメリットも挙げられます。
このように、インプラントは見た目の美しさにこだわっている人に適している治療方法と言えます。
インプラントのデメリットについては、以下3つが挙げられます。
・外科手術を行う必要がある
・感染症のリスクがある
・保険対象外
それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは、歯肉をメスで切開して、顎の骨にドリルで穴を開けて人工歯を固定する外科手術を行う必要があるので、身体に負担をかけてしまうデメリットが挙げられます。
外科手術中は麻酔をしているのでほとんど痛みはありませんが、抜歯などの経過観察などで通院が必要になる手間が増えてしまいます。
また、挿入したインプラントが骨と結合するまでに最低でも2ヶ月以上は必要になるので、あらかじめ注意が必要です。
妊娠している方や持病を持っている方は、インプラント治療が行えない可能性があるので、事前に確認をしておきましょう。
インプラント治療では、感染症のリスクが高いデメリットが挙げられます。
感染症の例として、骨を溶かしてしまうインプラント歯周炎があり、症状が悪化してしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうリスクが高くなります。
感染症を予防するには、感染症対策に力を入れている歯科医院を選んだり、治療終了後も定期的なメンテナンスを受けたりするようにしましょう。
インプラントは、保険対象外になるので、治療費が高額になってしまうデメリットが挙げられます。
治療後についても、定期的なメンテナンスが必要になり、追加で費用がかかってしまいます。
しかし、デンタルローンを活用できたり、医療費控除を申請できたりなど金銭的な負担を抑えられる方法もあるので、活用することをおすすめします。
今回は、インプラント治療について知りたい方に向けて、インプラントが失敗してしまう原因やインプラントのメリット・デメリットを紹介しました。
インプラントが失敗してしまう原因については、以下が挙げられます。
・治療前の検査確認が不十分
・インプラント歯周炎の影響
・感染対策が不十分
・技術力不足
・人工歯のトラブル
・メンテナンス不足
今回の記事を参考に、インプラントについて理解を深めてみてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重
2023/04/26
永久歯を失った場合の治療法としてメリットの多いインプラント治療ですが、外科治療となるためリスクを伴います。
インプラント治療を成功させるためには、信頼できる歯科医院選びが欠かせません。
この記事では、インプラント治療で失敗しない歯科医院の選び方について解説します。
結論として、インプラント治療が得意な歯科医院には様々な共通する特徴があるのです。
「インプラント治療を検討しているけれど、どのような医院を選べば良いか分からない」という方は、後悔しないためにもこの記事を参考に、自分に合った医院を選択して治療を受けていただけたらと思います。
全ての医師ができる治療ではありません。
インプラント治療は、歯科医師の資格を持っていれば誰でも治療は行えるのですが、虫歯や歯周病治療などに比べると非常に専門性が高い治療となるため、
実際、歯科医院によっては治療を受け付けていない場合も多いので、歯科医院ならどこでも受けられるわけではないということを理解して、適切な歯科医院選びが必要になります。
高度な技術力と専門性が求められるインプラント治療は、その分失敗するリスクも高まるため、信頼できる医院選びができないと後悔するでしょう。
治療を成功に導くためにも、まず、どのような失敗例があるのかを知ることが大切です。
インプラント治療の主な失敗例とその原因について説明します。
インプラントは骨としっかり結合することで固定され、咀嚼できるようになります。
ですが、インプラントを埋入しても、インプラントと骨が結合せずに固定されない場合があるのです。
そうすると咀嚼力が回復せず、脱落の危険性もあります。
インプラントを埋め込む位置や角度が合っていないと、インプラントが骨とうまく結合しない場合があります。
原因①適切に埋入されていない
治療計画通りの位置や角度に埋入されていなければ噛み合わせが悪くなり、インプラントに負荷がかかってインプラントが骨を突き抜けるなどのトラブルを引き起こす可能性もあるのです。
ドリルでインプラントを埋入するための穴を開ける際に不手際があると、オーバーヒートしてしまい、骨が火傷を負ったような状態になってしまいます。
原因②ドリルによるオーバーヒート インプラント治療では、
骨がダメージを負っていればインプラントとうまく結合されなくなるでしょう。
インプラント周囲炎というのは、インプラントの周辺の組織が歯周病に感染した状態のことで、インプラント治療後に起こりやすい症状です。
初めは自覚症状がほとんどないことから、気づいた時には重症化しているケースも多いです。
インプラント周囲炎は歯磨きなどのセルフケアを十分に行なっていないことも原因の一つですが、他に不衛生な環境でインプラント埋入を行ったことによる細菌への感染も考えられます。
インプラント治療後に麻酔が切れると痛みを感じたり、腫れが出る場合があります。
しかし、痛みや腫れが長期間続くのであれば、適切な治療が行われていなかった可能性もあるでしょう。
原因①適切に埋入されていない
治療計画通りの位置や角度に埋入されていないせいで、他の歯の歯根に触れてしまい、痛みが生じているかもしれません。
インプラントが
また、神経が傷つけられている可能性も考えられます。
原因②不衛生な環境で治療をしている
不衛生な環境でインプラント埋入を行うと細菌感染のリスクが高まります。
先ほども説明しましたように、
細菌に感染すると炎症が起きてしまい、痛みや腫れが生じる場合があります。
適切な治療を受けることで長持ちするインプラントですが、使い続けていくうちに被せ物が外れてしまったり、破損してしまうという失敗例もあります。
原因としては、アバットメントを十分に締め付けていないために被せ物が緩んでしまう、また、噛み合わせの調節が適切でないためにインプラントに負担がかかってしまっていることが考えられます。
外科手術を伴うインプラント治療は高度な技術力や知識が必要不可欠なので、治療を検討している方は知識や経験が豊富な医師に手術をしてもらいたいですよね。
インプラントについて調べると「インプラント専門医」という資格について目にする方も多いかと思いますが、信頼できる医師選びには欠かせない資格なのでしょうか。
歯科医院選びの参考になるインプラント専門医について説明します。
インプラント治療の信頼できる医師選びの基準の一つとして、日本口腔インプラント学会やICOI国際インプラント学会が、インプラント治療の知識や経験を持つものとして認めた歯科医師に交付する「インプラント専門医・指導医」という資格があります。
これは、正会員歴5年以上で、インプラントの知識と技術を有し、認定資格条件を満たしたうえで専門医・指導医試験に合格した正会員が持つことのできる資格なので、インプラント治療を受ける際の医院を選ぶ際の判断材料としても良いでしょう。
「インプラント専門医・指導医」という資格は信頼できる歯科医師かを見極める一つの判断材料とはなりますが、インプラント技術が十分に備わってるとは言い切れません。
インプラント専門医・指導医の資格を認定する学会は複数あり、それぞれのインプラント学会で異なる資格を認定しているほか、資格を取得していなくても治療経験を十分に重ね、技術力を磨いた医師もたくさんいるからです。
「インプラント専門医」などのような公的な資格を持っていなくても、インプラント治療に関して経験豊富な優れた医師は多いです。
そのため、後悔しない治療を受けるためには資格の有無にこだわりすぎず、様々な点から歯科医院を吟味してインプラントの専門医(インプラント治療の専門的知識や技術力をもった歯科医師)を選ぶことが大切です。
失った歯を補うためにインプラント治療を検討している方は、信頼できる良い医師に治療してもらいたいと思いますよね。
そこで、インプラント治療で失敗しないための歯科医院の選び方を紹介します。
有名で規模が大きい歯科医院を選べば良いかというと、必ずしもそうではないので、これからお話しするポイントを押さえて最適な医院を選択しましょう。
インプラント治療では、治療前に必ずカウンセリングや問診が行われます。
その時に皆さんが抱えている不安点や疑問点を聞いてしっかり理解したうえで治療を受けるのが重要です。
インプラント治療は専門的な知識が必要なので、医師の説明が曖昧だと十分な知識や経験が備わっていないのかもしれません。
また、治療のメリットだけでなく、デメリット(リスク)についてもきちんと説明してくれるか確認しましょう。
カウンセリングだけでなく、精密検査や診断を受け、具体的な治療計画に進む際にも患者への説明が徹底していることも信頼できる医師かを見極めるポイントとなります。
虫歯や歯周病などの治療と比較して高度な治療であるため、患者自身がどのような治療を行うかを正確に把握する必要があるのです。
説明がほとんどなく治療を進めようとした場合は患者の不安が募るばかりなので、この段階であってもセカンドオピニオンを求めることをおすすめします。
インプラント治療後の技術や知識は進化し続けています。
治療に関しての責任感や向上心をもっている医師は、より専門的な技術や知識を得るために、研修会や勉強会に定期的に参加しているのです。
参加費がかかるため、結果的にインプラント治療費が高くなっている場合がありますが、「治療費が安い」という理由だけで医院を選んでしまうと、専門的な知識や技術のない医師である場合があるので注意しましょう。
外科手術を伴うインプラント治療において、設備が充実しているかはとても大切な要素です。
・CTがあるか ・手術室があるか(治療スペースが清潔か) ・滅菌設備が整っているか 上記のように、治療で深刻なトラブルを引き起こさないためにも検査設備や治療設備がしっかり整っている歯科医院を選ぶ必要があります。
インプラントは高度な知識や技術が必要であるのは間違いありませんが、インプラント治療だけが専門的で優れているのでは、信頼できる医師とは言えません。
インプラント治療は「インプラント周囲炎」といった歯周病のリスクが高く、発症すればインプラント治療の失敗につながります。
治療を最後まで任せるのであれば、お口全体の治療に精通している医師を選ばなければならないのです。
インプラント治療の実績も信頼できる医師かを見極める参考にしましょう。
インプラント治療実績の目安としては以下の通りです。 ・最低10年以上インプラント治療に従事 ・年間最低100本以上
ただし、期間に対して多すぎる症例数を掲げている場合は、利益だけを考えていたり、技術が備わっておらずやり直しが多かったりするなどの理由も考えられるので、実績の数字だけで判断するのはおすすめできません。
医師の技術力や経験が十分にあることはもちろん重要ですが、インプラント治療は治療期間が長く、1回の通院では終わらないため、自分と相性の良い医師であるかというのも選ぶポイントになります。
安心して治療を受けるためには、悩みを医師に打ち明けて解消しなければなりません。
自分にとって信頼できる医師なのか見定めましょう。
・話しやすいか ・人柄が信頼できるか カウンセリングの際に上記をチェックして、
インプラント治療において信頼できる医師の選び方のポイントをお伝えしましたが、以下のような歯科医院には注意が必要です。
・格安インプラント治療
・100%を謳っている歯科医院
詳しく説明していきますので、治療で後悔しないためにもぜひチェックしてください。
保険適用外であるインプラント治療は費用が高くなっており、一般的には1本あたり40〜50万円程度かかります。
そうした中で、「格安インプラント」と呼ばれる極端に安いインプラント治療を掲げている医院もあり、その安さから魅力に感じてしまう方も多いでしょう。
しかし、格安インプラント治療には、以下のような危険性も潜んでいます。
・インプラントの原材料費が安い ・十分な設備が備わっていない ・治療後のメンテナンスが不十分 ・医師の技術力不足
インプラント治療が高額であるのにはそれなりの理由があるのです。
これらの場合は治療後に何らかのトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、こういった格安インプラント治療を謳っている広告は疑ってみるようにしてください。
インプラント治療は非常に高度な治療となるため、どんなに知識や技術が豊富な医師による施術でも、失敗するリスクはゼロではありません。
ですから、インプラント治療を検討している方はそのリスクを理解したうえで治療に臨む必要があります。
「審美的に100%回復する」「100%予知性がある」などと100%を言い切ったり、良い事ばかりを話したりする歯科医師には疑問を持ちましょう。
インプラント治療で失敗しない歯科医院の選び方について解説しました。
審美性に優れ、歯を失った場合の治療法としてもメリットの多いインプラント治療です。
ですが、歯科医院選びが失敗してしまうと、治療後にトラブルが生じるリスクが高まり、最悪な場合高額な治療費をかけたにも関わらずインプラントを失ってしまう可能性もあるのです。
インプラント治療は歯科医師の技術力や知識力によって雲泥の差があると言っても過言ではありません。
治療なら後悔しないためにも、知名度の高さだけで判断せず、今回紹介した歯科医院の選び方を参考にしてご自身に合った医院を選んでいただきたいと思います。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重
2023/04/26
インプラント治療は外科手術をともなうので、治療後に痛みを感じることはありますが、治療を終えてから数年後に痛みを感じたときは不安になりますよね。
この記事では、インプラント治療後に感じる痛みの原因と対処法について解説します。
結論として、インプラントは痛みが少ない治療法ですが、ある程度年月が経ってから痛みを感じる場合は、患部に何らかの変化が生じている危険性が高いです。
考えられる原因とトラブルを予防する方法を詳しくまとめたので、インプラント治療後に痛む場合は参考にしてみてください。
インプラント治療後の痛みについてお話しする前に、そもそもインプラントとはどのような治療法なのか説明します。
インプラント治療というのは、虫歯や歯周病などで歯を失った場合に、金属製の人工歯根を埋め込み、人口歯を装着する治療法です。
歯があったときの状態に回復することを目的としており、インプラント治療によって、見た目も良くなりしっかり噛めるようになります。
インプラントは、以下3つのパーツで構成されています。
インプラント治療はどのように行われるのかというと、まず歯がなくなった部分の歯茎にインプラント体と呼ばれる人口歯根を埋め込み、アバットメントという歯の土台となるものを装着します。
その上に被せ物(人口歯/上部構造)を被せると治療が終了です。
インプラントを検討している方の中には痛みについて気になる人も多いかと思います。
歯科医院が苦手な人は、虫歯治療や親知らずの抜歯などのように、治療に痛みを伴うイメージがあるのではないでしょうか。
ですが、一般的にインプラント治療は痛みをほとんど感じない治療法だと言えます。
インプラント治療中は、麻酔を使用するため、麻酔が効いている間は痛みはほとんどありません。
ただし、以下のような場合に痛みを感じることがあります。
インプラント治療は外科手術となるので、麻酔をせずに行うことはありません。
ですが、インプラント埋入する部分に行う局所麻酔では、起きているため骨を削る振動や音などが聞こえ、恐怖心から痛みを感じることもあるでしょう。
インプラント治療中はほとんど痛みがありませんが、治療後に痛みを感じる場合があります。
上記それぞれの痛みの原因について解説していくので、ご確認ください。
一般的に、インプラント治療を終えて麻酔がきれてから2、3日間は痛みや腫れ、まれに出血がある可能性があります。
状況によっては2〜3週間続くことがありますが、いずれにせよ一時的なものであり、痛みや腫れ、出血は自然と止まっていくでしょう。
患部の腫れや痛みが引かない場合は、施術後の経過が良好ではない場合もあるので、気になるときは医師に相談してみてください。
インプラント治療を終えて7〜14日程度したら歯科医院を訪れ、抜糸を行う必要があります。
人によっては抜糸によるチクチクとした痛みを感じる場合があります。
痛みの感じ方は人それぞれなので、痛みが苦手な方は医師に相談して麻酔を処置してもらうなどの方法を検討しましょう。
抜糸後は、患部に衝撃が加わると痛みを感じることがあるので、食べ物を食べる際や歯磨きの際には注意した方が良いです。
インプラント治療は、歯の状態によっては以下のような処置が必要になる場合があります。
例えば、骨造成の治療を行なった場合は2〜3日後をピークに、10日程度痛みや腫れが生じる可能性があるでしょう。
このように、通常のインプラント治療よりも術後の痛みが強くなることがあります。
痛みが苦手な方は、インプラント治療をしたいと思っていても、なかなか踏み出せないという人もいるでしょう。
では、治療を受けるにあたってどのような対策ができるのでしょうか。
そこで、インプラント治療における痛みの緩和方法を紹介します。
治療前、治療後数日に感じやすい痛みを軽減させたいという方はぜひ参考にしてください。
インプラント治療で一般的に使われる麻酔方法は「局所麻酔」といって、患部へ麻酔薬を投与することで、その部分だけ痛みを感じない状態にする方法です。
全身麻酔に比べて身体への負担が少なく、短時間で済むことからインプラント治療に適しています。
ですが、麻酔による痛みが苦手な方は、「表面麻酔」を用いて注射の痛みを感じないようにしたり、「鎮静法」と併用してリラックスさせたりしてから麻酔を行うなどの対策もとれるので、医師に相談してみましょう。
アルコールは血流を促進させる働きがあるため、インプラント治療後に血が固まらず、傷口が治るスピードが遅くなってしまう可能性があります。
また、アルコール摂取は脱水症状を引き起こしやすく、自浄作用がある唾液の分泌量が減ってインプラント歯周炎になりやすくなるのです。
そのため、インプラント治療後の数日間〜数週間はなるべく飲酒を控えましょう。
タバコに含まれるニコチンは、血流を悪くし、インプラントを支える歯茎や骨に必要な栄養が行き渡らず、弱って痛みを伴う場合があります。
また、歯周病やインプラント歯周炎になる可能性が高まり、痛みが生じる危険性が高くなるので要注意です。
審美性の高いインプラント治療をしたにもかかわらずタバコを吸うことで見た目も損なわれてしまうので、インプラント治療後は喫煙を控えるのが望ましいです。
インプラント治療を終えてすぐは、まだ傷口が治りきっていない繊細な状態です。
その状態で硬いものを食べると、出血したり縫合した部分が裂けたりする可能性があり、痛みを生じやすくなります。
そのため、治療後数日間はなるべく硬いものを避け、豆腐やおかゆなどの軟らかいものを食べる、もしくは治療した部分とは反対側で食べるのが良いでしょう。
歯磨きの際に治療を行なった部分に歯ブラシが当たると、患部が傷つき治りが遅くなる恐れがあります。
そうなると痛みを感じる期間が長くなってしまうでしょう。
インプラント治療後、抜糸をするまでは歯ブラシが患部に当たらないように注意したり、強くうがいをしないようにしたりと気をつけることが大切です。
インプラント治療では特に痛みを感じなくても、治療してから数年後に痛みが出てきてしまうこともあります。
その場合は、口腔内に何らかのトラブルが起きている可能性が高いです。
インプラント治療をしてから数年後に感じる痛みの原因を説明します。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲組織で炎症が起こり、歯周病と同じような症状になることで、歯茎から出血したり膿が出たりする場合もあります。
インプラント周囲炎の原因は歯の表面に付着した歯垢(プラーク)です。
他の歯と同じように歯磨きが十分にできていないと歯周病になってしまうのと同様、インプラントもしっかりケアしておかないと歯周病菌が増殖し、最悪の場合せっかく埋め込んだインプラントを失うことにもなります。
インプラント周囲炎によって起こりえる具体的な症状はこちらです。
自覚症状が少ないので気付きにくいですが、放っておくと症状が悪化し、インプラントが抜け落ちてしまう恐れもあります。
インプラント周囲炎が発症した場合、考えられる治療法は以下の通りです。
早期治療を行えば悪化するリスクが軽減され、治療が簡単に済むでしょう。
ですが、インプラントはどうしても天然歯に比べると歯周病に弱くなってしまうので、このような治療を行わなければならない状況になる前にしっかりケアをしていく必要があります。
インプラント体と被せ物をつなぐ土台となるアバットメントは、通常はネジで固定されています。
ですが、長く使っているとネジが緩んでしまい、ぐらつきが生じる場合もあるのです。
インプラントがぐらつくと痛みを感じたり、破損の原因になったりします。
インプラント治療から数年が経過すると、噛み合わせのバランスが崩れると、インプラントに負担がかかってしまい、痛みを感じることがあります。
また、噛み合わせが悪いとインプラントと被せ物を繋ぐアバットメントにも負担がかかり、先ほど説明したように痛みや破損の原因にもなります。
インプラント自体に問題はなくても、インプラントを埋め込んだ周囲の歯に虫歯や歯周病などを起こして痛みが生じる場合があります。
インプラントは虫歯になりませんが、インプラントに歯垢がつくと隣の歯との境目にも歯垢がつく恐れもあり、セルフケアを怠ると虫歯の危険性があるのです。
ですから、痛みを感じたときにインプラントに原因があると思っていたら、実際は周囲の歯にトラブルが生じていたというケースは少なくありません。
インプラント治療を終えてから数年後でも痛みを生じさせないために、そして痛みを解消するためにできることはあるのでしょうか。
インプラント治療後に感じる痛みの予防法と対処法を説明します。
口腔内を綺麗に保つことがトラブル防止に役立ちますので、インプラント治療を検討中の方や治療を行った方はぜひチェックしてください。
インプラント治療後の歯を健康に保つためには毎日のセルフケアを怠らないことが大切です。
インプラント周囲炎は、歯磨きで落としきれなかった歯垢が溜まって起こるので、丁寧なブラッシングを徹底するとリスクが軽減されます。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用すれば、磨き残しを減らせます。
健康な状態を保つために、インプラント治療を終えてからの定期メンテナンスは欠かさず行うようにしましょう。
インプラント歯周炎ははじめ、痛みなどの自覚症状が少ないため自分では気付きにくいですが、定期検診を行えばインプラントやその周辺に異常がないか、噛み合わせは問題ないかなどをチェックしてもらえます。
さらに、専用の器具を使って歯をクリーニングしてもらえるので、歯ブラシでなかなか落とすことができない歯石や着色汚れを取り除けるというメリットもあるのです。
インプラント治療が終わって数年後に痛みや違和感を感じる場合、何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。
インプラント治療後の痛みを放置すると、症状が悪化する可能性があり、インプラントの寿命を縮めてしまうのです。
早めに対処すればするほど早く解決しますので、気になった段階で早めに担当の医師に診てもらいましょう。
インプラント治療後に感じる痛みの原因と対処法について解説しました。
インプラント治療中は麻酔を使うため、痛みを感じにくいですが、治療の数日後や数年後に痛みが生じることもあります。
特に治療から数年経ってから感じる痛みに関しては、インプラントやその周囲でトラブルを抱えている可能性が高いです。
口腔内トラブルは早期発見・早期治療が肝心ですので、痛みを感じる場合は早めに歯科医院に相談しましょう。
セルフケアや定期メンテナンスも大事なので、しっかり対処してインプラントの寿命を長持ちさせましょう。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重
2023/04/02
本日は「インプラント治療・セラミック治療」を行われた患者さまのビフォーアフターをご紹介します。
※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。
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《題名》
欠損部のインプラント治療とセラミック治療
《患者さん》
30代 男性
《執刀医》
齋藤理事長
《治療内容》
ブリッジの欠損部のインプラント治療と、金属の補綴物をセラミックにやり替え
《治療期間》
11回 (5ヶ月)
《費用(税込)》
ファイバーコア:¥27,500×2
セラミッククラウン:¥121,000×3
セラミックインレー:¥66,000×3
インプラント手術準備費:¥330,000
インプラント:¥275,000
アバットメント:¥550,000
インプラント上部ジルコニア:¥187,000
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計¥1,166,000
《治療に対するリスク》
インプラント治療においては、術後一時的な疼痛や腫れる場合があります。
天然歯は治療後しみる症状がでる場合があります。
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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)