2023/12/08
インプラントの治療期間について知りたいと悩んでいませんか。
この記事では「インプラントの治療期間」について紹介していきます。
インプラントの治療期間は、口内状態によって多少異なり、3ヶ月~1年間ほどが目安です。
他にも「インプラントの治療期間が長くなる要因」や「インプラントのメリット・デメリット」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、インプラントの治療期間について理解を深めてください。
インプラントの治療期間は、3ヶ月~1年が目安です。
手術自体は2日程度で終わりますが、インプラントと顎の骨が結合するまでに時間がかかってしまうので、治療期間が長くなってしまいます。
また虫歯や歯周病がある方は、インプラント治療を行う前に治療が必要です。
さらに顎の骨の厚みが足りない方は、顎の骨を増やす造形手術なども必要になります。
インプラントの治療期間は一人ひとりの状態によって異なるので、あらかじめ確認してもらうようにしましょう。
インプラント治療の流れを把握しておくと、インプラント治療をスムーズに行うことにもつながります。
具体的なインプラント治療の流れは、以下の通りです。
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療を行う前には、カウンセリングと検査が必要です。
カウンセリング内容については、以下の項目が挙げられます。
検査ではCT撮影やレントゲン撮影などを行い、骨や神経に異常がないかの確認を行います。
カウンセリングや検査内容によっては、治療期間が伸びる可能性もあるでしょう。
インプラント治療では、実際に治療を行う前に治療費や治療計画の説明があります。
なぜなら一人ひとりの口腔状態によって治療費は違い、予算によっても治療計画が変わってくるからです。
虫歯や歯周病がある場合には治療が行われます。
インプラントの手術は、治療方法によって治療期間や通院回数が異なります。
基本的に外科手術は1回です。
しかし消毒や抜歯を行う必要があるので、2~4回程度の通院が必要になります。
インプラントと顎の骨がしっかりと結合されたら、人工歯を装着して手術は完了です。
顎の骨が薄い方は1年以上の治療期間が必要になるので、事前に手術と治療期間を確認しておきましょう。
インプラントの治療が完了しても、定期的なメンテナンスが必要です。
インプラントのメンテナンスでは、以下のようなことが行われます。
メンテナンス費用は1回5,000円~10,000円程度です。
頻度は3~6ヶ月に1回であれば問題ありません。
メンテナンスをしっかりと行えば、20年以上も問題なく使用できるでしょう。
インプラントの治療期間が長くなる要因については、以下が挙げられます。
それぞれの要因について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療を行う際に、歯茎が下がっている状態だと顎の骨が露呈してしまうので、歯茎の移植手術が必要です。
歯茎の移設手術は、通院回数が2~4回で、通院する期間は1~2ヶ月程度とされています。
歯茎の移設手術が終わっても、歯肉が安定するまで期間が必要です。
そのため治療期間が長くなってしまう要因となっています。
骨誘導再生とは、顎の骨の幅や高さが不足している部分に誘導する材料を入れ、骨ができあがるのを待つという治療法です。
骨の再生医療のひとつとされており、顎の骨に問題ある方でも、インプラント治療を行えるというメリットがあります。
個人差はありますが、6~9ヶ月程度で骨が再生され、インプラント治療を行えるようになるでしょう。
治療期間は長くかかってしまいますが、インプラントを安定させるためには顎の骨が重要なので、治療が必要な場合は必ず受けてください。
サイナスリフト・ソケットリフト法は、骨を増やす治療方法です。
上顎骨の内部にある「上顎洞(サイナス)」に、移植骨や骨補填材を填入して、上顎骨を増やしていきます。
6ヶ月程度あれば、骨が安定してインプラント治療が可能です。
インプラントのメリットを把握しておくと、自分に合った治療法か判断できるでしょう。
具体的なインプラントのメリットには、以下が挙げられます。
それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは、天然歯と同じような見た目になっているので、高い審美性がメリットです。
ブリッジや入れ歯などには、天然歯と色味が異なったり、金属が見えてしまったりして、見た目が悪くなってしまうというデメリットがあります。
インプラントはジルコニアやセラミックを使用しているので、汚れがつきにくく、歯の色が変わりにくいのも特徴です。
インプラントは、天然歯と同じ感覚で噛めるのもメリットです。
顎の骨に直接人工歯を固定しているので、しっかりと噛むことができます。
入れ歯やブリッジだと他の歯や歯茎で固定されていて咀嚼力が低くなるのです。
インプラントは顎の骨がやせるのを予防できるのも大きなメリットです。
入れ歯やブリッジだと咀嚼した際に顎の骨に力が届かなくなり、痩せやすくなります。
万が一顎の骨が痩せてしまうと、周囲の歯にも悪影響を与えてしまい、見た目に大きな悪影響を与えてしまうでしょう。
インプラントなら、顎の骨を痩せる方法として有効に働きます。
インプラントは、顎の骨に人工歯を装着するので、咀嚼機能が回復するのもメリットです。
入れ歯やブリッジなどは、周りの歯にバネや金属で固定しているので、周囲に歯に負担をかけてしまったり、咀嚼機能が低下したりするリスクがあります。
負担が大きくなってしまうと、歯が抜け落ちてしまう可能性があるので注意が必要です。
インプラントのデメリットを把握しておくと、治療前後のギャップを減らせるでしょう。
具体的なインプラントのデメリットについては、以下が挙げられます。
それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは顎の骨と人工歯を結合させる必要があるので、治療期間が長くなってしまうのがデメリットです。
平均的なインプラントの治療期間は3~4ヶ月とされていますが、口腔状態によっても治療期間が大きく異なります。
虫歯や歯周病がある状態ではインプラント治療を受けられません。
全て治療を終わらせる必要があるので、治療期間が伸びてしまいます。
また、顎の骨が薄い方は、顎の骨を増やす手術が必要です。
治療期間はもちろん、治療費用も高くなってしまいます。
インプラントは外科手術を行う必要があるので、身体的負担が多く掛かってしまうというのもデメリットです。
インプラントでは、歯肉をメスで切開して顎の骨を露出し、ドリルで顎の骨に穴をあける手術を行います。
外科手術を行うと、感染症にかかってしまうリスクもあるでしょう。
高齢者の方や全身の疾患にかかってしまっている方はインプラント治療を受けられない可能性もあるので、事前に確認が必要です。
インプラントは自由診療なので、保険対象外で治療費が高額になってしまうのもデメリットです。
歯の状態やインプラントの本数によって異なりますが、治療費は1本あたり35万程度が平均金額とされています。
入れ歯やブリッジであれば保険適用で3割負担となるため治療費を抑えられますが、定期的に新しくする必要があり、トラブルも起こりやすいでしょう。
インプラントの治療費は高いものの、長期的な視野で見れば費用を抑えられます。
インプラントは、治療が完了しても定期的にメンテナンスが必要になるのもデメリットです。
メンテナンスを怠ってしまうと、インプラント歯周炎になりやすくなり、インプラントが抜け落ちてしまうリスクが高くなります。
定期的にメンテナンスを受けないと保証が受けられなくなってしまうので、定期メンテナンスは必ず受けるようにしましょう。
また定期メンテナンスはもちろん、普段から丁寧にブラッシングをしたり、歯間ブラシなどを使ったりするなどのケアが必要です。
インプラント治療が受けられない人には以下の特徴があります。
それぞれの特徴について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
口腔内に問題ある方はインプラントが受けられない可能性があるので、あらかじめ注意が必要です。
具体的に口腔内の問題については、以下が挙げられます。
口腔内に問題がある場合には、治療を完了させてからインプラント治療を行う必要があります。
万が一虫歯や歯周病がある状態でインプラント治療を受けてしまうと、感染症やインプラント歯周病などにかかりやすくなってしまうので注意してください。
全身性の疾患がある場合には、インプラント治療を受けられない可能性があります。
例として挙げられるのが、糖尿病や心筋梗塞、金属アレルギーなどです。
外科手術では、全身の疾患のない方に比べると、感染症にかかってしまったり術後の回復が遅くなってしったりするなどのリスクが高くなります。
全身の疾患を担っている方は、事前に担当医に相談して、インプラント治療を受けられるかどうか確認をしておきましょう。
年齢や健康上に問題がある方も、インプラント治療を受けられない可能性があります。
具体的に年齢や健康状態に問題がある方の特徴は以下の通りです。
しかし高齢者の方でも、健康状態に問題なければインプラント治療を受けることができるので、事前に確認をしておきましょう。
今回はインプラントの治療期間について知りたい方に向けて、インプラントの治療期間が長くなる要因やメリット・デメリットを紹介しました。
インプラント治療の流れについては、以下のとおりです。
インプラントのメリットを把握しておくと、治療が自分に合っているか事前に確認することにもつながります。
今回の記事を参考に、インプラントの治療期間について理解を深めてみてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
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『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18
2023/12/08
インプラントのリスクには何があるのでしょうか。
この記事ではインプラントのリスクについて紹介していきます。
他にもインプラントのデメリットや、インプラントがダメになってしまう原因についてもまとめました。
ぜひこの記事を参考に、インプラントのリスクについて理解を深めてみてください。
インプラントのリスクについて把握しておくと、トラブルを未然に防ぐことにもつながるでしょう。
具体的なインプラントのリスクについては、以下が挙げられます。
それぞれのリスクについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは天然歯の歯周病と同様に、インプラント周囲炎になってしまうリスクがあります。
インプラント周囲炎とは、インプラント周りの骨が溶けてしまう病気です。
症状が重症化してしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。
他の天然歯にも悪影響を与えてしまい、歯周病になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
インプラント周囲炎を予防するには、数ヶ月に1回のペースでメンテナスを行いましょう。
インプラントに使用される人工歯根は、人体への親和性が高いチタン製です。
しかしチタンでも金属アレルギーの原因になってしまうリスクが挙げられます。
実際に、チタン製の人工歯根によって、金属アレルギーになってしまうというケースも少なくありません。
インプラント治療を受ける前には、チタンに対するアレルギーのパッチテストを受けるようにしましょう。
インプラント治療は、顎の骨と人工歯根を結合させる必要があるので、結合状況が悪いとインプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。
インプラントが抜け落ちてしまう原因が、清掃不良による感染や喫煙です。
また、インプラントの手術時の減菌不良などが原因でインプラントが抜け落ちてしまうというケースも挙げられます。
これからインプラント治療を受けたいと思っている方は、減菌・感染症対策を徹底している歯科医院を選びましょう。
下顎には「下顎管」という大きな神経が通っているので、人工歯根を埋め込むと一時的に感覚が麻痺してしまうリスクがあります。
感覚が麻痺してしまうリスクを減らすには、歯科用CTで神経の位置を入念に確認してから治療を行っている歯科医院を選びましょう。
万が一、感覚が麻痺している状態が続いてしまう場合には、再度インプラント治療を行わなければいけない可能性があるので、なるべく早く検査をしてもらってください。
前歯にインプラントを埋入する場合には、見た目に悪影響が出てしまうリスクもあります。
インプラント埋入後は、骨量や歯肉が減ってしまう可能性もあるので、インプラントが見えてしまう前歯だと大きな悪影響を与えてしまうのです。
最悪の場合には抜け落ちてしまうリスクもありますので注意しましょう。
インプラントのデメリットには、以下が挙げられます。
それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療では、口腔内をメスで切って人工歯根を顎の骨に固定するため、外科手術を行う必要があります。
外科手術は身体的に負荷をかけてしまうので、高齢者や全身の疾患を持っている方は治療を行えない可能性もあるでしょう。
また、外科手術は、感染症を引き起こしてしまうというリスクもあります。
インプラント治療は、口腔状態や健康状態などによって異なりますが、3ヶ月~1年の治療期間が必要になります。
治療期間が長くなってしまうのは、インプラントを顎の骨に埋入して結合するまでに期間が最低1ヶ月以上かかってしまうのが原因です。
さらに顎の骨が薄かったり、インプラントと顎の骨が結合するのが遅かったりするのも治療期間に影響します。
インプラント治療を受ける際には、トラブルを避けるためにも、あらかじめ治療期間を聞いておきましょう。
インプラント治療は自由診療になるので、保険適用外で治療費が高額になってしまうのもデメリットです。
入れ歯やブリッジなどは保険適用になるため、自己負担3割で治療を受けられます。
しかし、入れ歯やブリッジなどは審美性が低く、数年に1回新しいものに変える必要があるでしょう。
インプラントなら定期的にメンテナンスを行っていれば10年以上はもつとされているので、長期的に見れば治療費は安いと言えるでしょう。
インプラント治療を行う際に、医師の技術が低かったり、骨量が少なかったりすると、歯が長く見えてしまうのも大きなリスクの1つです。
インプラントがしっかりと結合していないと、顎の骨に力が伝わらずに衰えてしまい、最終的には顎の骨が細くなってしまいます。
少しでもインプラントに異常があったら、早めに治療を受けると、顎の骨が下がってしまうのを予防できます。
メンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲炎になってしまったり、インプラントが抜け落ちてしまうリスクが高くなります。
インプラントは、治療完了後でも、年間で3~4回の定期的なメンテナンスが必要です。
周囲の天然歯にも悪影響を与えてしまう可能性があり、最悪の場合は天然歯が抜け落ちてしまうケースもあるでしょう。
また、定期的なメンテナンスを受けないと、インプラントの保証が効かなくなってしまうので、あらかじめ注意が必要です。
インプラントがだめになってしまう原因については、以下が挙げられます。
それぞれの原因について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
喫煙習慣があると、インプラント周囲炎や虫歯、歯周病になってしまうリスクが高くなるので注意が必要です。
タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させてしまう作用があって、歯茎の血流を悪化させてしまい、栄養が行き渡るのを阻害してしまいます。
歯茎に栄養が行き渡らなくなると、歯石やプラークが付着しやすくなり、口腔環境が悪くなるのです。
タバコを吸っている方は、タバコの本数を減らしたり、禁煙したりする必要があります。
メンテナンスをしていないと、歯茎や歯肉に細菌が感染しやすくなり、インプラントがダメになってしまう原因になります。
インプラントに細菌が感染してしまうと、インプラント周囲炎になってしまうリスクが高く、インプラントが抜け落ちてしまう可能性があります。
毎日入念にブラッシングなどのメンテナンスを行うのはもちろん、定期的に歯科医院でメンテナンスを行っていると、インプラントのトラブルを予防することにもつながります。
歯ぎしりもインプラントがだめになる原因の1つです。
歯ぎしりをしていると、インプラントはもちろん、顎の骨にも大きな負担をかけてしまいます。
専用のマウスピースを着用すると、天然歯に負担をかけずに歯ぎしりの改善が可能です。
噛み合わせや歯並びが悪い場合もインプラントや天然歯に悪影響を与えてしまうので、なるべく早く治療を行うようにしましょう。
周りの歯が虫歯や歯周病になっているのも、インプラントがだめになる原因です。
インプラント周辺の歯が虫歯や歯周病になっていると、噛み合わせが変わってしまい、インプラントに負荷がかかってしまうリスクがあります。
噛み合わせは絶妙なバランスで成り立っているものです。
歯が1本無くなるだけでも、他の歯に悪影響を与えてしまいます。
虫歯や歯周病がある状態だと、インプラントや他の歯全体に悪影響を与えてしまうので、早期治療が重要です。
インプラント治療で歯科医院を選ぶポイントについて把握しておくと、インプラントの手術で失敗してしまうリスクを減らすことにつながります。
具体的にインプラント治療で歯科医院を選ぶポイントについては、以下が挙げられます。
それぞれの選ぶポイントについて紹介してきますので、これからインプラント治療を受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療では、カウンセリングや問診がある歯科医院を選びましょう。
カウンセリングや問診では、インプラント治療で疑問点や不安に思っていることなどを質問できるので、安心して治療を受けられます。
カウンセリングや問診がある歯科医院かどうか調べる際には、ホームページ・口コミ・評判などを確認してみてください。
それでも分からない場合には、直接電話で聞いてみることをおすすめします。
自分の要望に合ったインプラント治療を受けるためにも、治療説明が徹底されている歯科医院を選びましょう。
料金体系への説明があれば、金銭トラブルも未然に防げます。
インプラント治療では、治療費が高額になってしまうので、金銭トラブルが多いのも事実です。
しっかりと治療説明が行われている歯科医院を選んでください。
インプラント治療で歯科医院を選ぶ際には、アフターケアが充実している歯科医院を選ぶようにしましょう。
インプラント治療後も、定期的にメンテナンスをしなければ、インプラントの寿命が短くなってしまいます。
アフターケアが無料で行える歯科医院を選ぶと、トータル費用を安く抑えることも可能です。
インプラントの寿命を長くするためにも、アフターケアが充実している歯科医院を選んでください。
インプラント治療では、検査設備が整っている歯科医院を選びましょう。
検査設備が整っている歯科医院なら、トラブルになってしまうリスクを減らせます。
インプラント治療は精度の高い検査が必須です。
歯科用CTやレントゲン写真などの検査設備は欠かせません。
インプラント治療では、チタン製の人工歯根を顎の骨に結合させるために、骨や神経の位置をしっかりと把握する必要があります。
また、インプラント治療では外科手術が必要です。
感染症のリスクを最小限にするためにも、衛生管理が徹底している歯科医院を選ぶことをおすすめします。
本記事では、インプラントのリスクを知りたい方に向けて、インプラントのデメリットやインプラントがダメになってしまう原因を紹介しました。
インプラントのリスクには、以下が挙げられます。
インプラント治療で歯科医院を選ぶポイントについて把握しておくと、インプラントの手術で失敗してしまうリスクを減らせるでしょう。
安全に治療を受けるためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
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『山手歯科クリニック戸越公園』
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2023/12/08
インプラントの失敗例について知りたいと考えていませんか。
インプラントの失敗例では、細菌に感染したり人工歯が固定されていなかったりといった事例があります。
本記事では失敗例のほかに、インプラントが失敗する理由やインプラント治療が失敗しないための対策についてもまとめました。
ぜひ今回の記事を参考に、インプラントの失敗例について理解を深めてみてください。
インプラントの失敗例を把握しておくと、治療で失敗してしまうリスクを最小限に抑えられるでしょう。
インプラントの失敗例については、以下が挙げられます。
それぞれの失敗例について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントの失敗では、細菌への感染が挙げられます。
治療を行う環境の衛生管理や、メンテナンスが不十分でないと、インプラントが細菌に感染するリスクが高くなるでしょう。
インプラントが細菌に感染してしまうと、インプラント周囲炎になりやすく、重症化するとインプラントが抜け落ちてしまう可能性もあります。
またインプラント治療を行う前に、天然歯の虫歯や歯周病などの治療が不十分な場合も、インプラントが細菌に感染しやすくなるので注意が必要です。
インプラント治療をこれから受けようとしている方は、減菌管理などが徹底している歯科医院を選ぶようにしましょう。
インプラントが固定されないのも失敗例の1つです。
インプラント治療を行っても、人工歯根と顎の骨がしっかりと固定されておらず、インプラントが欠落してしまうケースがあります。
インプラントが顎の骨と結合しなければ、噛むことができず、噛み合わせが悪くなったり歯並びが悪くなってしまったりするでしょう。
インプラントが固定されない原因には、人工歯根を埋め込む深さや位置が適切でなかったり、ドリルで骨にダメージを与えてしまったりすることなどが挙げられます。
インプラント治療では、腫れや痛みの症状が長く続いてしまうという失敗もあります。
腫れや痛みのピークは手術から約3日間です。
1週間も経てば治っていきますが、2週間以上たっても症状が治らない場合には、インプラントに何らかの異常があると疑われます。
原因として考えられるのが、インプラントが細菌に感染していたり、適切に埋め込まれていかったりすることです。
インプラント治療後になんらかの異常が見られたら、なるべく早く担当歯科医に診てもらうようにしましょう。
インプラント治療後に人工歯が破損してしまうというケースもあります。
噛み合わせが適切ではないと、インプラントに負荷が集中してしまい、破損してしまう可能性が高くなるでしょう。
また、アパッチメントの締め付けが不十分だと、インプラントが不安定な状態になってしまい、破損の原因になります。
インプラント治療後に、見た目が悪くなってしまうという失敗も少なくありません。
インプラントが細菌に感染したり、その周辺の歯が虫歯や歯周病になったりすると、歯茎が下がってしまいインプラントが長く見えてしまいます。
症状が進むとインプラントの金属部が見えてしまうので、見た目に異変があればなるべく早めに治療を受けるようにしましょう。
インプラントが失敗する理由については、以下が挙げられます。
それぞれの理由について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療前の診察や検査が不十分だと、インプラントが失敗してしまう原因です。
治療前には歯科用CTやレントゲンなどの検査を行い、歯・骨・神経などを細かく調べる必要があります。
噛み合わせや歯並びが悪い状態だとインプラントに負荷がかかってしまう可能性があるので、しっかり調べるのが重要です。
インプラントは高い技術力や精度も必要になるので、インプラント治療を成功させるには入念な検査が必要になります。
インプラント治療を安全に進めるには、適切な治療計画が必要です。
どの部位に何本入れるのか、インプラントの向きや位置はどうするかなどを踏まえて、できるだけ詳細な治療計画を作成しなくてはなりません。
治療計画の作成が完了したら、患者へと正確に伝えて、お互いが協力しながら治療を行う必要があります。
インプラントの治療費が安い場合には、費用を手間や費用を削っているぶん治療計画が簡易的になっている場合があるので、注意が必要です。
インプラント治療は、通常の歯科治療よりも歯科医の技術力が非常に重要になります。
歯科医になるには大学で指定されたカリキュラムを受けるので、必要な知識は身についているはずですが、技術力には個人差があるのが事実です。
実績が豊富な歯科医院であれば、技術力が高い歯科医院が多く在籍している傾向があります。
ホームページには、歯科医の治療実績や経歴などが詳しく記載されている場合もありますので、事前にチェックしておきましょう。
インプラント治療では精密な治療を行う必要があるので、十分な医療設備や衛生管理が必要です。
インプラント治療は細菌感染によって治療が失敗することがあります。
インプラントが脱落してしまうなどのリスクを減らしたいのであれば、医療設備や衛生管理がしっかりとしている歯科医院を選ぶようにしましょう。
トラブル発生時の対応が不適切だと、インプラントが抜け落ちてしまったり、細菌に感染してしまったりするリスクが高くなります。
どんなに歯科医の技術力が高くても、手術中や治療完了後のトラブルは避けられません。
そこであらゆるリスクを予想して、治療を行う必要があります。
トラブルがあったにも関わらず様子を見るだけで対応してもらえない場合には、他の歯科医院で治療を受けましょう。
インプラント治療では、歯科医と患者とのコミュニケーション不足によって治療が失敗してしまうリスクがあるので注意が必要です。
治療自体が問題なく終わっても、歯科医と患者との認識のズレがあると納得できない結果になってしまうケースが多くあります。
意思疎通がしっかりとしていれば、お互い納得した状態で治療を行えてトラブルも少なくなるでしょう。
インプラント失敗後の対応方法を把握しておくと、被害を最小限に抑えることにつながるでしょう。
インプラント失敗後の対応方法については、以下が挙げられます。
それぞれの対応方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント失敗後の対応方法として、セカンドオピニオンで他の歯科医院に相談する方法が挙げられます。
歯科医院によって、治療方法には得意不得意があるものです。
他の歯科医院に相談すると、治療の成功にもつながるでしょう。
大学病院は設備が充実していて高い技術力を持っている歯科医が多く在籍しているので、おすすめのセカンドオピニオンです。
各都道府県の地域ごとにある歯科医師会に相談すると、インプラントが失敗してしまった歯科医院に連絡をしてもらえる可能性があります。
歯科医院によっては、歯科医師会からの連絡によって、トラブルへの適切な処置をしてくれるでしょう。
しかし歯科医師会が歯科医院に直接指導するわけではありません。
状況を伝える程度しかできないので、あらかじめ注意が必要です。
インプラントに失敗したなら、国民生活センターに相談する方法もあります。
国民生活センターとは、国民生活の安定や向上を目的に、国民生活に関する情報提供と調査研究を行っている独立行政法人です。
実際に国民生活センターにインプラントでのクレームが入り、歯科学会や関連している機関に改善を求めるように指示を出すというケースもあります。
通っている歯科医院で少しでもおかしな点があるのであれば、気軽に相談してみてください。
インプラント治療に失敗した原因が明らかに歯科医院の過失なら、弁護士に相談しましょう。
弁護士に依頼して訴訟を起こす際にはカルテが必要です。
あらかじめ歯科医院にカルテ開示を依頼しておきましょう。
歯科医院によっては、カルテ開示で印刷代などの費用が必要です。
また弁護士に依頼する際にも費用が発生するので注意してください。
インプラント治療が失敗しないための対策には以下が挙げられます。
それぞれの対策について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントを成功させるには、歯科医院の選び方が重要になります。
ぜひ実績が豊富な歯科医院を選ぶようにしてください。
実績が豊富な歯科医院なら、インプラント治療中にトラブルが起きても、適切に対処してもらえるでしょう。
実績が豊富かどうかは、ホームページ・口コミ・評判などから確認できます。
インプラント治療では精密な診断が必要不可欠になるので、設備が充実している歯科医院を選ぶようにしましょう。
歯科用CTやレントゲンなどの設備がある歯科医院を選ぶと、インプラント治療のリスクを最小限に抑えることにつながります。
設備は歯科医院のホームページに載っています。
確認できない場合には、電話などで確認をしておきましょう。
インプラントは外科手術を行う必要があるので、減菌対策がしっかりとしている歯科医院を選ぶようにしましょう。
減菌対策がしっかりしていない歯科医院を選んでしまうと、インプラントに細菌が感染するおそれがあります。
細菌に感染すると、インプラント周囲炎になってしまうリスクも高いので注意が必要です。
外科手術をクリーンルームで行っているか、治療に使う器具がしっかりと減菌されているかどうか確認しましょう。
メンテナンスに力を入れているか調べるのも大切です。
メンテナンスに力を入れている歯科医院を選ぶと、インプラントの寿命を伸ばすことにもつながるでしょう。
定期的にメンテナンスを行えば、インプラントは10年以上も使用できます。
インプラント以外の天然歯についてもメンテナンスを行える歯科医院を選ぶと、口腔環境の悪化を予防できます。
本記事ではインプラントの失敗例について知りたい方に向けて、失敗する理由やインプラント治療が失敗しないための対策を紹介しました。
インプラントの失敗例については、以下が挙げられます。
インプラント失敗後の対応方法を把握しておくと、被害を最小限に抑えることにもつながります。
今回の記事を参考に、インプラントの失敗を予防しましょう。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
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2023/12/08
インプラントは年を取ったらどうなるのでしょうか。
この記事ではインプラントは年を取ったらどうなるのかについて紹介していきます。
インプラントの寿命は10年以上とされているため、メンテナンスをしっかりと行えば、年を取っても快適な噛み心地を維持できるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、インプラントについての理解を深めてください。
インプラントは年を取っても適切なケアを行っていれば、長期間使用することが可能です。
一般的にインプラントの寿命は10年以上とされており、長いあいだ天然歯と同じような噛み心地を維持できます。
インプラントを20年以上経過して使用している方の割合は約7割です。
しかし、一人ひとりの口腔内状態やメンテナンス頻度、ケア方法などによって寿命は違ってきます。
インプラントの寿命に影響を与えてしまう原因について理解しておくと、インプラントの寿命を伸ばせるでしょう。
具体的にインプラントの寿命に影響を与えてしまう原因には、以下が挙げられます。
それぞれの原因について紹介していきますので、ぜひご確認ください。
技術力が低い歯科医院でインプラント治療を受けてしまうと、インプラントの寿命が短くなってしまうリスクがあります。
インプラント治療費が相場よりも大幅に安いと、治療の工程が省かれたり、カウンセリングや問診がなかったりするかもしれません。
インプラント治療の費用相場は、1本30~50万円です。
1本10万円未満で料金設定している歯科医院は選ばないようにしましょう。
感染症にかかってしまうと、インプラントの寿命に大きな影響を与えてしまいます。
インプラントの周囲に炎症が起きてしまうのがインプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎になってしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうリスクが高くなります。
インプラントは外科手術を行う必要があり感染症を引き起こしやすいので、除菌管理が徹底している歯科医院を選ぶようにしましょう。
歯ぎしりや食いしばりを習慣的に行っていると、インプラントに大きな負荷がかかり、寿命が短くなってしまうでしょう。
日常生活で歯ぎしりや食いしばりなどを行ってしまう方は、歯科用マウスピースを着用すれば、インプラントにかかる負荷を軽減できます。
また、力仕事をしている方は無意識に歯を食いしばっている可能性があるので、注意が必要です。
歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある方は、インプラント治療を受ける前に改善しましょう。
インプラント周辺の天然歯が虫歯や歯周病になってしまうと、インプラントにも悪影響を与えてしまうリスクがあります。
天然歯が虫歯や歯周病などで抜け落ちてしまうと、インプラントに負荷をかけてしまうのです。
短期間であれば問題なくインプラントを着用できますが、長期間インプラントに負荷をかけてしまうと、抜け落ちてしまうかもしれません。
インプラントはもちろん、天然歯が虫歯や歯周病などになってしまったら、なるべく早く治療を行いましょう。
インプラントの平均寿命は、口内環境やインプラントの材質・メーカーなどによって異なりますが、10年前後が目安です。
寿命とは、インプラントが自然に外れてしまった状態を指します。
また、インプラントの人工歯部分の消耗が激しい場合についても、寿命だと考えられるでしょう。
インプラントの寿命を伸ばす方法については、以下が挙げられます。
それぞれの方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは治療完了したら終わりではなくて、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。
定期的なメンテナンスを行って異変を早期発見すると、インプラントが抜け落ちてしまうリスクを最小限に抑えられるでしょう。
インプラントは神経が通っていないので、周辺に炎症が起きても分かりづらく、症状が悪化してしまう可能性が高くなります。
いつの間にかインプラントがダメになってしまうのを予防するためにも、定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。
寿命を長くするには、計画性のあるインプラント治療を受ける必要があります。
計画性なく一気にインプラントを入れてしまうと、天然歯にも悪影響を与えてしまうので注意が必要です。
歯並びや噛み合わせなどを考慮した計画性のあるインプラント治療を行っている歯科医院は、実績が豊富で、良い口コミ・評判が多い傾向があります。
インプラントは、天然歯同様に入念にケアを行う必要があります。
ケアを怠ってしまうと、インプラント周囲炎になってしまうリスクがあるので注意が必要です。
インプラント周囲炎は、インプラント周辺に汚れや細菌が残っていることが主な原因で発生します。
毎日しっかりとブラッシングするのはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用して、歯ブラシで落ちにくい汚れもしっかりと落としましょう。
普段から喫煙の習慣がある方は、非喫煙者に比べてインプラントと顎の骨が結合する時間が多く必要になるので、治療期間が伸びてしまう可能性があります。
喫煙は虫歯や歯周病になってしまうリスクが高くなってしまうのも事実です。
また、タバコによって歯茎の血管が細くなってしまうと血流も悪くなり、天然歯にも悪影響を与えてしまうリスクがあります。
インプラント治療を受けたいと思っている方は、治療が失敗してしまうリスクを少しでも減らすために、タバコは辞めるのをおすすめします。
インプラントのメリットを把握しておくと、治療が自分の要望にあっているかどうか事前に確認することにつながります。
インプラントのメリットは以下の通りです。
それぞれのメリットについて紹介していきますので、これからインプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは人工歯根を顎の骨に固定するので、しっかりと噛めるのがメリットです。
入れ歯やブリッジなどは他の天然歯で固定しているので、周囲の歯に負担をかけてしまいます。
しかしインプラントなら周囲の歯に負担がかかりません。
顎に力が伝わり、骨が痩せてしまうリスクも減らせます。
インプラントは、天然歯と同様にメンテナンスを行えるので、扱いやすいのもメリットです。
入れ歯は毎日取り外してケアをする手間が必要で、噛み合わせが変わってしまうなどのデメリットがあります。
しかしインプラントであれば、顎の骨に直接固定されているので、天然歯同様に取り外すことなくケアが可能です。
インプラントは入れ歯に比べて扱いやすいので、治療後はもちろん、老後も余計な手間がかからないでしょう。
インプラントは、顎の骨にしっかりと固定されているので、他の歯に負担がかからないメリットが挙げられます。
部分入れ歯やブリッジなどは、ばねをかけて固定するために隣の歯が必要です。
そのため部分入れ歯やブリッジを使っていると健康な歯に負担をかけてしまい、最悪の場合は抜け落ちてしまうリスクもあるでしょう。
「少しでも健康的な歯を多く残したい」と思っている方にもインプラントがおすすめです。
歯を失ってしまうと、噛んだときの力が顎に伝わらなくなるので、顎の骨が痩せてきてしまうリスクがあります。
ブリッジや入れ歯だと顎の骨に力が伝わらなくなるので、顎の骨が痩せてしまい、噛み合わせや歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
インプラントであれば、直接人工歯根を埋め込んでダイレクトに力が加わるので、顎の骨が痩せるのを予防できます。
インプラントのデメリットを把握しておくと、インプラント治療前後のギャップを減らせるでしょう。
具体的にインプラントのデメリットについては、以下が挙げられます。
それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療は自由診療なので、治療費は全額自己負担です。
そこで治療費の負担が大きいというデメリットが挙げられます。
保険が適用される入れ歯やブリッジに比べると費用が高くなってしまうので、インプラント治療をためらってしまっている方も多いでしょう。
しかし、インプラントは定期的なメンテナンスと正しいケアを行っていれば、10年以上使用できるとされています。
そのため長期的に見れば、治療は安いと言えるでしょう。
また年間で10万円以上の医療費を支払った場合には、医療費控除が受けられます。
インプラントは、顎の骨にインプラントを埋め込む外科手術が必要になるというデメリットが挙げられます。
外科手術を行うと、術後一定期間は腫れや痛みが出てしまう可能性があります。
また顎の骨にインプラントを埋め込む際に、細菌に感染してインプラント周囲炎になってしまうリスクがあるのもデメリットです。
外科手術に対する恐怖感がある方は、局所麻酔と「静脈内鎮静法」という麻酔を使用すれば、リラックスしながらインプラント治療を受けられます。
インプラントは、治療が完了したら終わりではなく、定期的にメンテナンスが必要です。
メンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲炎になったり、周囲の歯に悪影響を与えたりするリスクが高くなってしまいます。
またインプラントの保証を有効にするためには、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスを怠ると不具合があっても追加で治療費が掛かってしまうので注意が必要です。
インプラント治療は、一般的な歯科治療を行うよりも、治療期間が長いというデメリットが挙げられます。
外科手術を行うのはもちろん、顎の骨に人工歯根を埋め込んで結合させる必要があるので、最低でも2ヶ月以上の治療期間が必要です。
高齢者や顎の骨が薄い方は、6ヶ月以上の治療期間がかかってしまう可能性もあるので確認を行いましょう。
今回は、年を取ったらインプラントがどうなるのか知りたい方に向けて、インプラントの寿命に影響を与えてしまう原因やインプラントのメリット・デメリットを紹介しました。
インプラントの寿命に影響を与えてしまう原因については、以下が挙げられます。
また、インプラントのメリットを把握しておくと、治療が自分の要望にあっているかどうか事前に確認できます。
今回の記事を参考に、インプラントについて理解を深めてみてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
住所:東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F
『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18
2023/12/08
歯がすべてなくなってしまった場合、昔なら総入れ歯しか選択肢がありませんでした。
現在は総入れ歯だけでなく、インプラント治療という選択肢が増えています。
身体的・経済的な理由によって、最適な治療法は人それぞれによって異なるものです。
この記事では、後悔しない治療法を選択できるよう、歯がすべてなくなってしまった際の治療法について、それぞれのメリット・デメリットなどを解説していきます。
歯をすべて失ってしまった場合、これまで多くの人は総入れ歯を選択してきました。
総入れ歯とは、上下どちらか、または両方のアゴに自分の歯がまったく無い状態で使用する、人工歯による治療のことです。
床(しょう)といわれる合成樹脂でできたピンクの土台を歯茎に見立て、その上に人工歯を並べます。
床が合成樹脂以外で作られたものを始め、総入れ歯の種類はさまざまで、口腔内の状況や入れ歯の目的、個人の希望に応じて、適切な入れ歯を選択することが可能です。
例えば、床がコバルトクロムやチタン、ゴールドなどの金属素材でつくられた金属床の総入れ歯や、歯茎にあたる部分の素材を薄くて柔らかいシリコンに変更し負担や刺激を抑えられるよう製作された総入れ歯があります。
また歯科医院によっては、入れ歯の型どりから完成までのすべてを歯科医師が請け負う、フルオーダーメイドも可能です。
その場合は使用する素材にもこだわり、悩みや要望を歯科医師に相談しながら口腔内の状態も総合的に診断して製作に反映することができます。
インプラントの「オールオン4」とは、片アゴあたり最小4本のインプラントを使って支える方法です。
前歯から奥歯までが連結して一体となった人工歯を装着することで、歯のない部分を補うことができます。
手術を行ったその日にインプラントの仮歯を装着できる最先端の治療法です。
従来のインプラントよりも少ない本数で多くの歯のない部分を補うことができるため、治療期間も短くてすむという特徴があります。
ここ数年の間に目覚ましく進化しており、多くの人に利用されつつある方法です。
インプラント「オーバーデンチャー」とは、入れ歯の固定に数本のインプラントを用いる方法です。
ロケーターアタッチメントと呼ばれる維持機構のついたパーツを装着することで、入れ歯とインプラントを力強く結合させて入れ歯を固定します。
インプラントで支えられて入れ歯が安定するためズレることが少なく、しっかりと噛むことも可能です。
噛む力が強くなって保険適用のプラスティックの入れ歯では割れてしまう可能性もありますので、オーバーデンチャー専用の強度がある入れ歯を使用することになります。
従来の総入れ歯では入れ歯が動いてしまってしっかり噛むことができなかったり、歯茎が痛くなってしまったりといった不快な症状を感じる人も多いでしょう。
オーバーデンチャーは、そんな不快な症状を解消してくれる、画期的な治療法といえます。
すべての歯が無くなってしまった場合に選択できる治療法が「総入れ歯・オールオン4・オーバーデンチャー」です。
その治療方法やかかる費用、平均的な寿命について解説します。
●治療方法
●費用
●寿命(耐用年数)
治療法を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
<総入れ歯>
総入れ歯の治療では、歯茎の型を取って模型を作り、プラスティックと赤いロウでできた入れ歯の原型となる咬合床を製作します。
咬合床を取り付けて口全体の状態を調べながらロウを加工していき、噛む位置を調整し嚙み合わせを決め、入れ歯を設計するのが一般的な流れです。
入れ歯の設計は、噛み合わせを再現する機械に模型と咬合床を取り付けて行います。
設計をもとに人工歯を並べ、色合いを見ながら入れ歯を製作しますが、製作途中の入れ歯の適合の確認も必要です。
入れ歯が完成したら装着し、噛み合わせ等の最終調整を何度か行い治療を終えます。
治療を終えても、歯科医院での定期的なメンテナンスと自宅での毎日のお手入れは必要です。
<オールオン4>
インプラントのオールオン4の治療では、レントゲン・CT撮影・治療計画の作成・口腔内の型取り・嚙み合わせの確認・手術後の仮歯の作成などの検査と準備が必要です。
根が残っていて必要な場合は抜歯を行い、インプラント埋入の手術をします。
インプラントを埋入した後、仮歯の調整をし、特に問題がなければ仮歯の装着をして手術終了です。
約6か月後に仮歯から最終ブリッジを装着して、治療を終えます。
治療を終えてオールオン4を装着した後も、歯科医院による定期的なメンテナンスは必要です。
<オーバーデンチャー>
オーバーデンチャーの治療の流れは、インプラントを埋入するところまではオールオン4と同様です。
オーバーデンチャーでは、アゴの骨に2~4本の入れ歯を支えるためのインプラントを埋入します。
埋入したインプラントにアタッチメントを取り付け、入れ歯には留め具を埋め込みます。
入れ歯を乗せるとキャップの摩擦力によって入れ歯がしっかり固定されて安定する仕組みです。
オーバーデンチャーの固定方法には、大きく以下の3つあります。
【マグネットタイプ】もっとも安定性が高く大きなデメリットのない固定方法
【ボールタイプ】ボールアバットメントオーバーデンチャーといい、主に下アゴに使われる固定方法
【バータイプ】上下のアゴに歯が無いとき、左右対称にインプラントを埋入し、金属バーで橋渡しをして上から入れ歯を装着する方法
総入れ歯の費用は、保険適用のものであれば2~3万円前後です。
金属床の総入れ歯の場合、コバルトクロム(片アゴ):50万円~、チタン(片アゴ):62万円~、ゴールド(片アゴ)69万円~と保険適用の入れ歯に比べて高額になります。
シリコンの総入れ歯の場合は、金属床の入れ歯に比べると片アゴ24万円~と安価です。
しかしシリコンの経年劣化により噛み合わせや高さなどが変化してしまうデメリットがあります。
オールオン4治療にかかる費用は、約150万円~400万円が相場です。
自由診療であるため、口腔内の状態や医療施設によって異なります。
オーバーデンチャーの治療費相場は、約40万円~150万円です。
金額は口腔内の状態やインプラントの埋入本数や固定方法によって異なります。
総入れ歯の寿命は、プラスティック製の場合は3年~5年、金属製の場合は5年以上です。
オールオン4の寿命は通常のインプラントとあまり変わらず、材質から見ても半永久的に使えるといわれています。
オーバーデンチャーも支えている部分はインプラントなので、通常のインプラントと寿命は変わりません。
総入れ歯には以下のようなメリットがあります。
総入れ歯のメリットは、お手入れが簡単なことです。
取り外せるので清掃も簡単で、衛生的に保てます。
落として破損したり、排水溝に流してしまったりしないよう注意しつつ、入れ歯専用のブラシで洗いましょう。
歯磨き粉を使用する必要はなく、柔らかいところはスポンジやガーゼでやさしくこする程度に洗います。
寝る前に洗い、洗った後は水の中に入れて保管します。
清潔を保つため、水は毎日取り換えてください。
入れ歯洗浄剤は3日に1度程度使用し、入れ歯を口に装着する前に口腔内を水ですすぐようにしましょう。
インプラントのように外科的な手術を必要としないので、総入れ歯には身体的な負担がありません。
ただし、入れ歯の調整が完了するまでは、歯茎にあたるなどの痛みが生じる場合があります。
保険適用で作れるのが総入れ歯のメリットです。
金属やシリコンを使用した自由診療の入れ歯もあります。
しかし保険適用の入れ歯なら、費用を抑えられるでしょう。
総入れ歯には以下のようなデメリットがあります。
総入れ歯は噛みにくさがあるのがデメリットです。
お肉や果物などの固い食べ物は噛みにくさを感じることがあるでしょう。
天然歯と同じように噛むことは難しいです。
調整が済むまでは、レタスなどの薄い食べ物にも噛みづらさを感じたり、歯茎との隙間に入った食べかすで痛みを感じたりすることもあります。
審美性に欠けるのも総入れ歯のデメリットです。
保険適用のレジンの入れ歯は審美性に欠けるため、他の人から見ても入れ歯だと気づかれてしまうかもしれません。
総入れ歯は、入れ歯と歯茎の間に隙間があると空気が抜けてしまうため、発話のしづらさを感じることが考えられます。
調整をして慣れていくことで、ほとんどの場合は1週間ほどを目安に解決するでしょう。
保険適用外の総入れ歯だと、治療費が高額であるのもデメリットです。
自由診療で作製した入れ歯であれば、人工歯の部分も硬質レジンやセラミックなどの素材で作製することができます。
そのため天然歯に近い見た目で、他の人からも気づかれにくいでしょう。
ただし金属製やシリコン製など自由診療の入れ歯は費用が高額です。
オールオン4には以下のようなメリットがあります。
オールオン4は天然歯に近い嚙み心地なのがメリットです。
オールオン4は、土台となるインプラントがしっかりとアゴの骨に埋まっています。
しっかりと固定されるので、入れ歯やオーバーデンチャーに比べても非常に高い安定性の治療法です。
入れ歯ではよく噛むことができなかった硬い食べ物なども、オールオン4ならば天然歯に近い噛み心地で食事を楽しむことができるでしょう。
噛み合わせはもちろん、人工歯の歯並びや形や色なども個々に合わせて作成されるので、違和感のない自然の見た目に仕上げられるのがオールオン4のメリットです。
審美性に優れたオールオン4治療法により、口元を気にすることなく、会話に違和感もなく過ごすことができるでしょう。
オールオン4は固定式なので、着脱の手間がありません。
外出はもとより、旅行にもお手入れや管理を気にすることなく出かけられます。
痛みが起きないのもオールオン4のメリットです。
オールオン4はしっかり固定されています。
歯茎との隙間に食べ物が挟まってしまって痛みを感じたり、入れ歯が合わずに歯茎にあたって痛みを感じたりするなどの不快な症状が起きることがありません。
骨の吸収を防げるのもオールオン4のメリットです。
アゴの骨の中には、歯根が埋まっている箇所にあたる歯槽骨という骨があります。
ここは上下の歯が噛みあうことで刺激を受け、健康な状態を保っているのです。
歯が抜けてそのままの状態が続くと刺激がなくなるため、骨が吸収されていくという現象が起こります。
しかし、オールオン4は天然歯に近い構造で埋まっているため、骨吸収を抑える効果が期待できるでしょう。
オールオン4には以下のようなデメリットがあります。
オールオン4は、インプラントを埋め込むための手術が必要です。
そのため身体的に負担がかかるでしょう。
オールオン4は保険適用外です。
自由診療治療のため、治療費が高額になるのは大きなデメリットだといえるでしょう。
治療が適用できない場合があるのも、オールオン4のデメリットです。
アゴの骨が痩せてしまっていると、通常のインプラントでは骨移植が必要になります。
しかしオールオン4の場合は骨の厚みのある部分を選んでインプラントを埋め込むことが可能です。
ただし歯周病が進行していたり、糖尿病などの全身疾患があったりすると、オールオン4が適用できない場合があります。
インプラントには定期的なメンテナンスとセルフケアが必要だというデメリットもあります。
インプラントと歯茎の間に歯垢がたまって歯周病菌が繁殖すると、インプラント周囲炎によってインプラントがダメになる可能性があるのです。
インプラント周囲炎を防ぐためには、日々のメンテナンスが欠かせません。
また歯科医院での専門的なメンテナンスを定期的に行うことが必要です。
オーバーデンチャーには以下のようなメリットがあります。
オーバーデンチャーは違和感が少ないのがメリットです。
通常の入れ歯とは違い、インプラントによってしっかりとした土台のもとに固定してあります。
そのためガタつきなどの違和感が少ないです。
入れ歯では噛むのが難しかったものも噛み切れるようになります。
オーバーデンチャーは自然に近い見た目なのも大きなメリットです。
薄く、小さい入れ歯にできるため、着け心地も見た目も自然に近い仕上がりにできます。
オーバーデンチャーは取り外しが可能なので、お手入れがしやすいのもメリットです。
インプラントの周りのブラッシングも、ロケーターの周囲の汚れを落とすことができれば問題ありません。
オーバーデンチャーはオールオン4より費用が抑えられるのもメリットです。
もちろん保険適用の入れ歯よりは高額になります。
しかし先述のとおりオールオン4よりは費用が抑えられるでしょう。
オーバーデンチャーには以下のようなデメリットがあります。
インプラントを埋め込むため手術が必要になるがオーバーデンチャーのデメリットです。
外科的手術なので身体的負担があります。
オーバーデンチャーは保険適用外です。
自由診療治療なので費用は高額になります。
治療が適用できない場合があるのも、オーバーデンチャーのデメリットです。
オールオン4と同様、歯周病や糖尿病などの全身疾患などにより、治療が適用できない場合があります。
オーバーデンチャーは定期的なメンテナンスとセルフケアが必要なのもデメリットです。
治療後も歯科医院での専門的なメンテナンスと経過観察が必要になります。
オーバーデンチャーは入れ歯に近いものです。
そこで「入れ歯」することに抵抗がある人には向きません。
オーバーデンチャーは、オールオン4より噛む力が弱いのがデメリットです。
インプラントに支えられているためズレにくいという特徴があります。
しかし通常のインプラントやオールオン4と比較すると噛む力は弱いので注意してください。
本記事では、すべての歯が無くなった場合の治療法について解説してきました。
選択した治療で後悔や失敗をしないためにも、総入れ歯・オールオン4・オーバーデンチャーのそれぞれの違いやメリット・デメリットを把握しましょう。
そのうえで、望むかたちに近い治療法を選んでください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
住所:東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F
『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18