2023/06/17
前歯のインプラントは失敗する可能性があることを知っていますか?
前歯のインプラントは他の部位よりも難しいので、症例の多い歯科医院を選ぶことが重要です。
知っておきたい失敗例や注意点・失敗を防ぐ方法・失敗した時の対処法などを紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
前歯のインプラントは、奥歯のインプラントと比べて難しい治療です。
その理由として、以下が挙げられます。
総じて、医師の技量によるものが大きいと言えます。
前歯のインプラント治療を受ける際は、実績のある歯科医院を選びましょう。
前歯のインプラントを受ける前に、まず知っておきたい注意点があります。
何も知らないまま受けるのとでは、手術に臨む心構えが大きく違ってくるでしょう。
中でも気をつけたい注意点は以下3つです。
それぞれについて解説します。
前歯のインプラントは、理想と異なる可能性があります。
なぜならインプラントがオーダーメイドで1本1本作られているためです。
医師と患者の間で意思共有ができていないと、理想とは異なる仕上がりになってしまいます。
また、インプラントには被せ物が必要です。
写真と実際に装着するのとでは、見た目の印象が異なります。
事前のカウンセリングで、理想と現実の摺り合わせは必ず行っておきましょう。
前歯のインプラントは、歯茎が下がってしまう可能性があります。
前歯の顎骨が奥歯と比べて薄いためです。
特に歯周病になっていると、歯茎が下がる問題が発生しやすくなります。
歯茎が下がると、埋め込んだインプラントが透けます。
結果、歯茎部分が黒く見えてしまうこともあるのです。
治療前に綿密な検査を受け、自身の骨の状態を把握しておきましょう。
治療を受ける歯科医院が、骨や歯茎を増やす治療法に対応しているかも確認しておくと良いでしょう。
インプラント治療では、仮歯が入る期間が約1~3ヶ月あります。
土台であるインプラントを埋め込んだ後、状態が安定するまで待つ必要があるためです。
ただし、この期間は個人差が大きく、一概には言えません。
人によってバラバラです。
事前に自身の状態を主治医に確認しておくと良いでしょう。
前歯のインプラントは、他の部位と比べて難しい治療です。
当然ながら失敗する可能性もあります。
なるべくなら、どんな失敗があるか治療前に知っておきたいですよね。
代表的な失敗例には、以下の5つがあります。
失敗例もそれぞれ見ていきましょう。
前歯のインプラントをする際、埋め込む位置がズレることにより失敗するケースがあります。
主に担当医の技量不足によって起こる失敗です。
ズレには様々なものがあり、以下の3つに分類されます。
計画通りに埋め込めないと、インプラントや上部構造へかかる力のバランスが狂い、結果として噛み合わせがおかしくなるケースも確認されています。
インプラントを埋め込む位置は、非常に重要なのです。
ズレると失敗になる可能性が非常に高くなります。
骨造成の失敗によって、インプラントが失敗するケースもあります。
日本人の骨格的に、前歯への骨造成が難しいことが原因です。
ただし、骨造成は誰にでも行われる治療ではありません。
インプラントを埋め込むための骨の高さや幅が足りない場合にのみ行われます。
骨造成の難易度の高さから失敗し、結果的にインプラントの失敗へと繋がるのです。
インプラントが骨と結合しなかったために、失敗となるケースもあります。
予定していた位置や深さでインプラントを埋め込まないと、うまく骨と結合できないのです。
同様に骨にドリルで穴を開ける際に起こるオーバーヒートも起こり得ます。
顎骨に余計なダメージを与えてしまい、インプラントと骨が結合しないケースもあるのです。
両者がうまく結合できないことで、失敗となります。
インプラント周囲炎を発症するケースもあります。
インプラントは歯根膜を持っていないため、細菌に弱く感染しやすいのです。
インプラント周囲の歯茎が歯周病になると、一気に進行することもあります。
毎日のセルフケアをサボると直面する失敗です。
これらを守ることで予防できます。
インプラント周囲炎の発症は治療失敗に繋がるため、気をつけましょう。
インプラントが破損してしまうケースもあります。
この場合、インプラントの素材か生活習慣が原因です。
歯には想像以上の力がかかっています。
普段から歯に力のかかる生活をしていると、破損する可能性が高くなります。
インプラントが破損しないように、治療前に生活習慣を振り返ってみましょう。
前歯のインプラントには、どうしても失敗のリスクが付きまといます。
治療を受ける際は、なるべくリスクを軽減して臨みましょう。
インプラントを考えている方は、以下のポイントを意識してみてください。
失敗を防ぐ方法もそれぞれ解説します。
格安のインプラントはなるべく避けてください。
人件費や医療機器を削減している可能性があるからです。
インプラントは自由診療のため、高額になってしまいます。
ですが高い金額には理由があるのです。
他にも歯科医院によっては、更にコストとして加算されているものもあります。
共通しているのは、どれも治療にとって必要なものという点です。
金額を抑えようとすると、どれかをコストカットしなければいけません。
結果、患者側に負担を強いる形になります。
格安だからといって飛びつかないようにしましょう。
歯科医院のHPにインプラントの症例が掲載されているかも重要です。
ちゃんと治療をしている歯科医院なら、実績と信頼の証として掲載しています。
逆に掲載されていないと、前歯のインプラントの対応数が少ない証となるでしょう。
前歯のインプラントで失敗しないためにも、重要な項目です。
症例数は歯科医院の信頼度を確認するバロメーターなので、必ず確認しましょう。
医師がメリットとデメリットをカウンセリングで説明してくれるかも重要です。
前歯のインプラントは難しい治療のため、デメリットまで納得した上で治療を受けてください。
特に糖尿病などの病気を患っているのなら、なおさらです。
インプラントには、メリットではなくデメリットもあります。
両方を知り、納得した上で治療を受けなければ後悔することになりかねません。
ちゃんとデメリットまで説明してくれると、患者に向き合ってくれる医師だと判断できます。
前歯のインプラントを受ける際は、設備の充実度も確認してください。
充実しているほど、インプラントの手術に必要な情報を多く集められるからです。
代表的なものはCTでしょう。
CTがあると治療計画を立てやすくなり、術後でも骨の状態確認で使えます。
設備の充実度はインプラントにおいて重要です。
カウンセリング時にどのような設備があるのかを質問しておくと良いでしょう。
セルフケアも重要です。
インプラントは、手術だけでなく術後の生活によってインプラント周囲炎になる可能性があります。
セルフケアを手間と感じず、続けていけるかが大切です。
歯の清掃がうまくできていないと、インプラント周囲炎によって歯茎が下がってしまう可能性があります。
インプラントが露出すると再手術が必要です。
これまでセルフケアをサボっていた方は、意識してブラッシングをしなければいけません。
自分の歯を自分で守っていくように意識しましょう。
実際に前歯のインプラント治療を受け、失敗した場合はどうすれば良いのでしょうか。
症状が現れると迷ってしまうでしょう。
その際は、放置せずに以下の方法で対処してください。
それぞれ見ていきましょう。
インプラントを失敗したと感じたら、まずは主治医に相談してください。
主治医は手術の内容を1番知っている人物であるためです。
歯茎を開いた本人だからこそ、再手術をする際にもスムーズに進められます。
失敗するとつい「信頼ならないから変える」と考えてしまいがちです。
しかし、主治医を変えたところで事態が改善するとは限りません。
それよりも、失敗した後にどうすれば良いのかを考えてくれる主治医の方が適任です。
前歯のインプラントを失敗した場合は、まず主治医に相談しましょう。
どうしても主治医に相談できない場合は、セカンドオピニオンとして他院へ相談する方法もあります。
この場合、歯科医院選びが非常に難しいでしょう。
ただし、実際にインプラントの施術をしたわけではないため、対応が難しいと判断される可能性もあります。
他人が失敗した後のやり直しは、非常に難しいのです。
主治医への相談も候補に入れつつ、セカンドオピニオンとして他院へ相談してみてくださいね。
前歯のインプラントは、他の部位と比べて失敗しやすい傾向にあるため注意が必要です。
施術の難易度も高く、歯科医師の技量が問われます。
治療を受ける際は、事前のカウンセリングを納得できるまで受けましょう。
失敗しないためには、歯科医院選びが重要です。
治療費や症例など、HPからでも確認できるポイントは多くあります。
歯科医院選びの参考にしてください。
もし失敗したら、まず主治医に相談しましょう。
前歯のインプラントは失敗する可能性があると理解した上で、治療を受けてくださいね。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重
2023/06/07
本日は治療を行った患者さまのビフォーアフターをご紹介します。
※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。
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《題名》
インプラント治療
《患者さん》
40代 女性
《執刀医》
齋藤理事長
《治療内容》
左下奥歯の残根部のインプラント埋入と再生療法を併用した骨造成手術
《治療期間》
6ヶ月 (5回)
《費用(税込)》
手術準備費:¥33,000
インプラント:¥275,000
GBR:¥132,000
PRGF:¥55,000
チタンアバットメント:¥55,000
インプラント上部ジルコニアクラウン:¥187,000
==========
計 ¥737,000
《治療に対するリスク》
インプラント手術後に、疼痛や腫れる場合がございます。
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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)
2023/06/06
インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについてご存知ですか。
この記事では「インプラントのオールオン4と総入れ歯の違い」について紹介していきます。
他に「インプラントのオールオン4のメリット・デメリット」や「総入れ歯のメリット・デメリット」についてもまとめました。
ぜひこの記事を参考に、インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについて理解を深めてみてください。
インプラントのオールオン4と総入れ歯には以下のような違いがあります。
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントのオールオン4は、顎の骨に4つのインプラントを埋め込んで、すべての人工歯を乗せる治療方法です。
オールオン4は利便性や品質が高く、適応幅が広いというメリットが挙げられます。
総入れ歯は、歯を全て失った際に行われる一般的な治療方法です。
総入れ歯なら短期間で治療を行えますが、顎骨が痩せてしまったり、審美性が低かったりするなどの特徴が挙げられます。
インプラントのオールオン4と総入れ歯の治療方法は異なるので、自分の要望に合った方法を選びましょう。
インプラントのオールオン4の場合、費用相場は片顎200万円~350万円が目安です。
基本的に保険適用外になるので、治療費は高額になる傾向があります。
人工歯がプラスチック製であれば費用が抑えられますが、セラミック製になると審美性や耐久性が高くなり、費用も高額です。
総入れ歯の場合は保険適用の治療となるので、金額は5,000円~2万円程度になります。
しかし耐久性が低く数年に1度は作り直しが必要で手間と費用がかかってしまうので注意が必要です。
インプラントのオールオン4の寿命は、一般的には15年程度です。
しかしインプラントを40年以上経っても使用し続けているケースもあります。
一方で総入れ歯の場合、寿命の目安は約3年です。
入れ歯を使い続けると顎の骨や歯茎が痩せてしまうリスクが高くなります。
そのためインプラントのオールオン4の方がおすすめと言えるでしょう。
インプラントのオールオン4は、総入れ歯と比べると使用できる期間が長いので、治療費自体は高いですが、長期的に見ると費用を安く抑えられます。
インプラントのオールオン4のメリットについては、以下が挙げられます。
それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントのオールオン4は、噛んだ際の力が顎骨に伝達できるので、顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できるというメリットが挙げられます。
普段から咀嚼を行っていないと、顎の骨が痩せてしまい、歯や歯茎にも悪影響を与えてしまうのです。
顎の骨が痩せてしまうと顔全体が老けて見えます。
若々しさをキープしたい方は、インプラントのオールオン4がおすすめです。
総入れ歯に比べて、インプラントのオールオン4は、しっかりと固定されているので、痛みが起こりづらいのもメリットです。
インプラントのオールオン4は、顎の骨に人工歯根を固定できるので、粘膜を傷つけてしまうリスクが少なくなります。
総入れ歯を長時間使用していて、歯茎が擦れてしまい、強い痛みが出ている人も多いでしょう。
そのため治療費が高いというデメリットがあっても、長期的に見るとインプラントの方が良いと考えられます。
インプラントのオールオン4は、顎の骨にインプラントを埋め込むので、天然歯に近い噛み心地が得られるのもメリットです。
天然歯に近い噛み心地があり、今まで通りに食事ができて、自然な会話も可能になります。
噛み合わせが悪いと、最悪の場合には歯並びが悪くなってしまうリスクがあるので注意が必要です。
審美性が高い
インプラントのオールオン4は、天然歯と同様もしくはそれ以上に審美性が高いのも大きなメリットです。
入れ歯は、プラスチックで作成されているので、汚れが付着しやすく、歯が黄ばみやすくなります。
部分入れ歯やブリッジなども、金属部分が目立ってしまうので、審美性は高くありません。
少しでも見た目を良くしたいと思っている方は、インプラントのオールオン4の治療を受けるのをおすすめします。
オールオン4を考えているのならデメリットも把握しておきましょう。
インプラントのオールオン4のデメリットについては、以下が挙げられます。
それぞれのデメリットについて紹介していきますので、これからインプラントのオールオン4の治療を受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントのオールオン4は、保険適用外になるので、治療費用が高くなるのがデメリットです。
オールオン4はメーカーから購入するインプラント自体が高額になっています。
さらに高度な技術と知識が必要で、治療ができる歯科医師が多くないのも、インプラント治療の費用が高い要因の1つです。
個人差はありますが、口内状態が悪い場合と、さらに治療費が高くなってしまうリスクもあります。
事前に口内状態を確認してもらいましょう。
インプラントのオールオン4は、外科手術を行う必要があるので、身体的な負担が掛かってしまうのもデメリットです。
手術では局所麻酔を行い、歯茎を切開して顎の骨を削ります。
全身性の疾患がある方や高齢の方などは、体力的はもちろん、身体的負荷が大きくかかってしまうでしょう。
インプラント治療が受けられない場合もあるので、事前の確認が必要です。
また、治療期間が長くなってしまうので、通院しなければならない手間が増えてしまうといったデメリットもあります。
インプラント治療は、細菌によって感染症にかかってしまうリスクがあるのもデメリットです。
この感染症は「インプラント周囲炎」と呼ばれます。
インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が歯周病に感染してしまった状態です。
自覚症状が出にくく、気づいたときには症状が悪化してしまっているケースも多く見られます。
少しでも変化がある場合には、歯科医院で検査をしてもらいましょう。
総入れ歯のメリットについては、以下が挙げられます。
それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
総入れ歯は、保険適用されるので、比較的安く治療を受けられるのがメリットです。
基本的には、ほとんどの症例に適応しているので、口内環境が悪い方でも使用できます。
少しでも費用を安く抑えたいと思っている方におすすめの治療方法と言えるでしょう。
総入れ歯は、インプラントのオールオン4と違い外科手術を行う必要がないので、身体への負担が少ないのもメリットです。
高齢の方や、全身疾患を持っている方などは、外科手術では身体的負荷が大きくなり健康状態が悪化してしまうリスクがあるので、治療が受けられない可能性があります。
しかし総入れ歯なら治療後のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
総入れ歯は、早期に装着できるというメリットが挙げられます。
歯がないと生活に支障が出ます。
入れ歯なら歯科医院によっても異なりますが、1~2週間程度で完成するでしょう。
総入れ歯のデメリットについては、主に以下が挙げられます。
それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
総入れ歯は、毎日入れ歯を外してメンテナンスをする必要があるのがデメリットです。
毎日メンテナンスを行わないと、入れ歯に汚れや雑菌などが付着してしまい、口臭などの原因になってしまうでしょう。
メンテナンスでは、入れ歯を直接ブラッシングする方法や洗浄液に浸けるなどの方法が挙げられます。
入れ歯はメンテナンスに手間や費用が掛かってしまうので、あらかじめ注意が必要です。
総入れ歯は、天然歯と同じように噛む力が加えられないので、天然歯同様には噛めないのもデメリットです。
今までは問題なく噛み切れても、総入れ歯になると、噛む力や噛み合わせが変わります。
そこで噛み切れなかったり、食べづらくなったりするでしょう。
また、総入れ歯にすると全体的に噛む力が弱くなってしまいます。
入れ歯を装着した際に少しでも違和感があれば、再調整をしてもらいましょう。
総入れ歯は、インプラントのオールオン4とは違って歯茎で入れ歯を固定しているので、顎の骨に力が加わらず、顎の骨が衰えてしまうリスクがあるのもデメリットです。
インプラントのオールオン4は、人工歯を固定しているので、食事などをする際には、顎の骨に直接力を加えられます。
比較的若い方が総入れ歯にしてしまうと、顎の骨が衰えやすく、見た目に悪影響を与えてしまう可能性が高くなるので、インプラントのオールオン4がおすすめと言えるでしょう。
インプラントと総入れ歯のケア方法について把握しておくと、歯のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
それぞれのケア方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントは、基本的に天然歯と同じように扱うことができます。
歯ブラシを使用してブラッシングをするのはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用すれば、歯や歯茎の健康維持につながります。
インプラントは、天然歯と違い、虫歯になることはありません。
しかしケアを怠ってしまうと、周囲の歯に悪影響を与えてしまうリスクが高くなります。
インプラントは定期的に歯科医院でメンテンナスを行い、抜け落ちや、インプラント歯周炎などのトラブルを予防しましょう。
総入れ歯は、天然歯やインプラント以上に入念なケアが必要です。
食後や就寝前に、ブラシで汚れを落としたり、入れ歯専用の洗浄液につけ置きしたりする必要があります。
ケアを怠ってしまうと、口内環境が悪くなってしまい、トラブルが起こりやすくなるので注意が必要です。
入れ歯は3~5年に一度は新しい入れ歯に入れ替える必要があります。
古い入れ歯を長年使用してしまうと、噛み合わせが悪くなってしまい、顎関節症などになってしまうリスクがありますので注意しましょう。
今回は、インプラントのオールオン4と総入れ歯について知りたい方に向けて、違いやそれぞれのメリット・デメリットなどを紹介しました。
インプラントのオールオン4のメリットについては、以下が挙げられます。
ケア方法について把握しておくと、歯のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
今回の記事を参考に、インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについて理解を深めてみてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重
2023/05/23
本日は治療を行った患者さまのビフォーアフターをご紹介します。
※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。
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《治療名》
欠損部のインプラント治療とセラミック・ジルコニア治療
《患者さん》
30代男性
《執刀医》
大塚院長
《治療内容》
歯冠崩壊部のインプラント治療と、セラミック・ジルコニアクラウンによる虫歯治療
《治療期間》
12回 (10ヶ月)
《費用》
ファイバーコア
¥27,500×4
セラミッククラウン
¥121,000×1
ジルコニアクラウン
¥143,000×2
インプラント手術準備費
¥33,000
GBR(骨増生)
¥88,000×2
インプラント
¥275,000×3
アバットメント
¥55,000×3
インプラント上部ジルコニア
¥187,000×3
計:¥2,277,000
《治療に対するリスク》
インプラント治療においては、術後一時的な疼痛や腫れが起こる場合があります。
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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)
2023/05/07
この記事では「インプラント治療で使用されるレントゲン撮影の種類」について紹介していきます。
結論、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類は、パノラマレントゲン・デンタルレントゲン・歯科用CTの3種類が挙げられます。
他にも「レントゲン撮影で分かること」や「レントゲン撮影無しでインプラントを行うリスク」についても解説します。
ぜひ今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について理解を深めてみてください。
また「レントゲン治療はやり直し可能かどうか」について知りたい方は、こちらにて解説を行っておりますので、ぜひ確認してみてください。
インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。
・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT
それぞれのレントゲンの種類について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
パノラマレントゲンは、1枚のフィルムに歯や顎の骨などの全体像を確認ができるレントゲン撮影です。
鼻から下あごまでの全体像を把握できるメリットがありますが、細かな位置や形を詳しく検査するのが難しくなるので、あらかじめ注意が必要です。
また、パノラマレントゲンの種類については、大きく分けて2つに分けられます。
・回転断層パノラマX線装置
・口内線源パノラマX線装置
平面の画像になるので、骨の厚みや神経の位置などの把握が難しいデメリットもあります。
デンタルレントゲンは、必要な部分のみ撮影し、特定の歯や周辺を詳しく検査ができるレントゲン撮影を指します。
10~18のブロックに分けて撮影を行えるので、一人ひとりの口内状態を把握できるメリットが挙げられます。
デメリットについては、部分的な画像になるので、骨の状態が把握できないので注意が必要です。
パノラマレントゲンと同様に、平面の画像になるので、骨の厚みを正確に把握するのは難しいです。
歯科用CTは、口内状態を3次元(立体)画像のレントゲン撮影を指します。
撮影したデータをコンピュータ処理をすると、断面図や立体画像を作成できるので、手術のシュミレーションが行えるメリットが挙げられます。
インプラント手術前に歯科用CTを行うと、手術時間を短縮できるほか、痛みや腫れなどの体への負担を最小限に抑えられます。
しかし、パノラマレントゲンやデンタルレントゲンよりも、費用が高くなってしまうリスクがあるので、あらかじめ注意が必要です。
インプラント治療で必要な検査項目については、以下が挙げられます。
・骨の幅
・骨の高さ
・隣接する骨との距離
それぞれの検査項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療で必要な検査項目として、骨の幅が挙げられます。
骨の幅は、インプラントの直径に関係するので、十分な骨の幅がないのに無理やりインプラントを埋めてしまうと、歯のトラブルの原因になります。
骨の高さは、インプラントの長さに影響します。
インプラント治療を行う際には、骨の高さを把握していないと、下顎の神経を破損してしまうリスクがあります。
逆に、骨の高さが低い場合には、顎の骨に固定されずに、インプラントが抜け落ちてしまう可能性があるので、治療前には骨の高さを入念に調べる必要があります。
インプラント治療を行う前には、隣接する骨との距離を十分把握する必要があります。
人工歯が天然歯に当たってしまうと、咬み合わせが悪くなったり、歯の神経を傷つけたりする可能性があります。
レントゲン撮影で分かることについては、以下2つが挙げられます。
・歯の健康状態
・骨の長さ
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
レントゲン撮影では、歯の健康状態の把握が可能です。
インプラント治療では、虫歯や歯周病がある状態で治療を行うことができないので、レントゲン撮影で歯の健康状態を把握する必要があります。
虫歯や歯周病がある状態でインプラント治療を行ってしまうと、インプラント本体が病気になってしまうリスクがあります。
レントゲン撮影では、骨の長さを調べることが可能です。
骨の高さは、一人ひとりによって異なるので、インプラント治療を行う際には、必要な検査項目になります。
骨の長さが全体的に長い場合には、長いインプラントを用意する必要があります。
歯科用CTで分かることについては、主に以下が挙げられます。
・骨の形状
・骨の幅
・骨の高さ
・血管や神経
それぞれの項目について解説します。
歯科用CTは、3次元測定が可能なので、骨の形状を細かく撮影ができます。
レントゲン撮影では、平面でしか測定ができないので、骨が欠損している箇所などを把握でき、インプラント固定の安定にもつながります。
万が一、骨が不足している場合には、骨再生治療を行う必要があるので、事前に確認をしましょう。
立体で撮影を行えるので、骨の幅についてもはっきりと確認が可能です。
レントゲン撮影でも骨の幅は測定が可能ですが、実寸を出すには計算が必要になるので、寸法が異なってしまうリスクがあるのも事実です。
歯科用CTであれば、撮影するだけで計算する必要がなく、スピーディーにインプラント治療を行うことにもつながります。
レントゲン撮影と同様に、骨の高さを測定することが可能です。
歯科用CTであれば実寸を出すのに計算が必要なので、スピーディーに測定できるメリットが挙げられます。
また、測定精度も高いので、治療ミスをしてしまうリスクも減らせるメリットもあります。
歯科用CTであれば、歯の周辺にある血管や神経の撮影が可能です。
血管や神経は、一人ひとりによって位置や本数が異なるので、インプラント治療を行う際には、事前に確認が必要不可欠になります。
下顎は動脈や大きな神経が多くあるので、血管や神経の位置をしっかりと把握していないと、神経麻痺や大量出血の危険性があるので注意が必要です。
レントゲン撮影がない頃にインプラント治療を行っていた時代は、歯科医師の目視や長年の技術、ノウハウなどに頼りながら治療を行っていました。
その結果、インプラント治療の事故が多く発生し、再治療が行われるケースが多く見られました。
また、インプラント治療を行う周辺の天然歯についても、歯を傷つけてしまったり、神経を損傷してしまったりするなどのケースも少なくありません。
レントゲン撮影が普及後は、インプラント治療の事故件数が減っていき、安心してインプラント治療を行えるようになりました。
MRI検査とは、レントゲン撮影や歯科用CTのように画像診断に使用される検査方法で、強力な電波と磁力を使って磁場を発生させて撮影を行います。
そのため、基本的に金属類があると検査結果に悪影響を与えてしまうので、金属が含まれているインプラントがあればMRI撮影を行うことができません。
具体的にMRI検査ができない可能性があるインプラントの種類については、以下が挙げられます。
・インプラントオーバーデンチャー
・医療用インプラント
それぞれのインプラントの種類について紹介していきますので、これからインプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントや残っている歯を入れ歯で覆い被せる治療方法を指します。
総入れ歯とは異なり、インプラントや天然歯が支えになるので、噛む力が強くなりがあることが挙げられます。
入れ歯とインプラントを固定する際には、磁石によって固定するケースが多くあるので、MRI検査が受けられなくなります。
しかし、インプラントオーバーデンチャーでの、磁石を使用しないケースもあるので、MRI検査を今後受ける可能性がある方は、事前に伝えておくようにしましょう。
医療用インプラントとは、デンタルインプラントとも呼ばれており、一般的なインプラントも含まれます。
インプラント治療に使用される金属や装置などによって、MRI検査が受けられるかどうか異なるので、トラブルを避けるようにあらかじめ確認をしておきましょう。
インプラントが原因でMRI検査を断られた場合の対処方法については、以下が挙げられます。
・チタン製のインプラントであることを伝える
・上部構造を外す
それぞれの対処方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントが原因でMRI検査を断られるケースとして、金属が使用されていると勘違いされているなどが挙げられます。
MRI検査を受ける前には、インプラントがチタン製であることを伝えておくと、問題なくMRI検査を受けられる可能性があります。
チタン製のインプラントは、金属のひとつに分類されますが、チタンは磁力による悪影響を及ぼすリスクがないので、MRI検査でも問題なく利用できます。
顎の骨を固定しているインプラント本体が金属でなければ、インプラント上部構造を外すだけで、MRI検査を受けられます。
磁力を使っていないインプラントオーバーデンチャーについても、上部構造を外すとMRI検査を受けることが可能です。
今回は、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について知りたい方に向けて、レントゲン撮影で分かることやレントゲン撮影無しでインプラントを行うリスクを紹介しました。
インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。
・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT
今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲン撮影について理解を深めてみてください。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重