治療の流れ
インプラント治療の行い方
インプラント埋入手術は局所麻酔下で行います。顎骨を露出し、そこにインプラントを埋入し縫合します。やがてインプラントは周囲の骨と結合し安定します。
インプラントと骨が結合するまでの間、定期的に検診を行いインプラントの状態をチェックします。約6~24週間でインプラントは周囲の骨と完全に結合します。その後、ヘッド部を装着します。
STEP1 診断と治療計画
CTやレントゲンなどによる十分な診断の後、インプラント治療に関する説明をいたします。また、模型の型取り・歯石除去なども行います。
※詳細な治療計画は検査結果・CTを基に分析するためお時間をいただきますので、次回ご来院時に冊子にしてご説明いたします。当日、検査結果のご説明を希望の方は、予約時にその旨をお伝えいただければ対応可能な場合があります。
STEP2 インプラント手術
チタン製のインプラントを局所麻酔で顎の骨の中に埋入します。
オペ当日は消毒や再度口腔内クリーニングを行います。手術時間は約10分~3時間ですが、埋入する本数や骨の状態によって前後することがあります。
※極端に怖がりな方や長時間の処置の場合は、歯科麻酔専門医による全身管理及び鎮静法を併用することで、処置時のストレスを軽減し、不快感を和らげる円滑な手術も受けられます。(オプション)
STEP3 インプラントと骨がくっつくのを待ちます
オペ後に手術部位の治り具合によって消毒に来院していただきます。
次にオペから10日~20日後に抜糸を行います。(※状態により経過観察期間になります)
経過観察期間について
オペ後、歯が入るまで個人差がありますが、上顎で4~6ヶ月、下顎で2~5ヶ月時間がかかります。
※インプラント体の頭まで埋入したケースは、STEP4に進む前に歯肉の形を整えるための2次オペが必要です。
STEP4 歯の装着とメンテナンス
術後2~6ヶ月経過後に上部構造(セラミックスの被せ物)の型採りをし、14日~3週間後にセラミックスの歯を装着します。1~2週間歯を使用しながら噛み合わせの調整も行います。
インプラントの治療終了後はホームケアが重要です。当センターはお手入れの仕方をしっかりご案内し、定期的な口腔内チェック・クリーニングをいたします。
インプラントを長持ちさせるためには?
ここまでのSTEPでインプラント治療が終了しました。ここからインプラントを長期に渡って機能させることができるかどうかは患者さま次第です。
毎日の念入りな歯磨き
最も重要なホームケアが歯磨きです。「食べたらすぐ磨く」を心がけ、正しいブラッシングを行いましょう。
定期検診
インプラントには神経がありません。そのため感染が起こっても自覚できません。グラグラ動いてきたり膿が出始めて気づくのですが、このような状態にならないためにも定期検診が必要です。
治療終了後は指示に従って必ず定期検診にお越しください。検診はインプラントの状態、歯肉の状態、噛み合わせのバランスのチェックなどを確認し、歯科衛生士によるクリーニングを行います。