自由診療の一般的なリスクと副作用
インプラント治療におけるリスクや副作用
- インプラント治療は、自費診療(保険適用外)となります。
- 骨の成長途中のお子様(およそ18歳未満の方)は、インプラント治療はできません。また、痛み止め、抗生物質等を使用するため、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、インプラント治療を控えてください。
- 心臓の疾患、骨粗鬆症などの方は、内科的な側面からインプラント治療に適さない場合があります。また普段服薬しているお薬等も治療に影響する場合があるので、治療前に歯科医師に申告してください。
- インプラント治療は、外科手術を行う必要があります。手術では、今までは問題がなかった神経や血管などにも手を加えることがあるため、リスクが生じます。また、手術自体受けられない場合もあります。
- 免疫力や抵抗力が低下しやすく、歯周病の発生リスクが高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、事前に生活習慣の改善・治療が必要な場合があります。
- インプラント治療は、あごの骨に穴を開けて人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せます。インプラントが骨に接着するまでに約3~6ヶ月の治癒期間を要します。また、骨造成手術を行う場合は、さらに治療期間がかかります。
- インプラント手術の際に下顎神経に触れた、もしくは近かったなどの影響により、下歯槽神経の損傷(知覚異常や鈍麻)を起こす場合があります。インプラントによる神経の圧迫・損傷・切断がある場合は、インプラントを撤去します。状況によっては、経過を見る場合や、内服薬で治療を行う場合もあります。
- 上あごにインプラントを埋める際に、上顎洞を破るリスクがあります。手術した時に感染が生じると蓄膿症になる場合があります。この場合、インプラントを除去することがあります。
- インプラント手術直後は、違和感・痛み・腫れ・出血などが発生する場合がありますが、一時的なもので、多くの場合2~3日でおさまります。
- インプラント治療後は、定期検診とメインテナンスを継続する必要があります。インプラントは日ごろから丁寧なメインテナンスが必要です。また、口の中の衛生状態が悪いと、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)という病気にかかる可能性があります。